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た ~ ち

     方 言      意 味       語源、由来
 ダイカン(バチ) オオスズメバチ これより小さいキイロスズメバチは「チュウカン」
 たあだ 何の意味もないこと 「ただ(徒、唯)」が訛って強調形
 たいした 大変な、驚くべき、非常な 古い標準の「大した」のこと
 たいしたきして
     たいしたきになって
分かった風な言い方で、偉ぶりやがって 「大した(人物の)気分で」の転訛。ちょっと大物気分で上から目線の態度をとる軽輩者に対する蔑称に使う言葉
 たいしたふりして 偉ぶった態度で、分かった風な態度で 「大した(人物の)風で」が転訛した
 だいった 誰だった、どなただった 「誰だった」が短縮され訛った
 だいった 抱いていた 「抱いていた」が短縮され訛った
 たいてぃ ふつうなら、おおよそ 「大抵」は標準語が、少し使い方が違う
 たいんだ、たいぃんだ 大変だ、おおごとだ、
    わざわざありがとう、お手数をかけましたね、
    気を遣わせて悪かったね
「たいへんだ」が訛って転じたもので、「お礼言葉」としても使われる。
 たがじょ 地下足袋 「甲高草履(こうたかじょうり)」が転じた
 たがり 普通じゃない奴、病的な奴  集り(たかり)が転じ、主に変人、変わり者の悪口に使う
 たがり
     ※「が」=鼻濁音
・・・者、・・・・のような人 「たしがり」が転訛した言葉
 たがる 病む、おかしくなる、
    (虫やゴミなどが)付く
「たかる(集る)」が転じて「悪い物がたかる(集る)」の意味が転じ訛った。
 たがる
     ※「が」=鼻濁音
・・・したいと強く思う様子 助動詞の「たし」に「がる」が付いた接尾語。標準語
 たがってる 病んでいる、頭や体がおかしくなっている、(虫やゴミが)付いている 「たかる(集る)」が転じて「悪い物がたかる(集る)」の意味が転じ訛った。
 たがってる
     ※「が」=鼻濁音
・・・したいと強く思っている様子 助動詞の「たし」に「がる」が付いた接尾語。標準語
 ・・だがん、・・だがい ・・ですか?・・なのでしょうか? 「・・だ」に疑問符の「か?」が付属し転じた丁寧語
 たくさん いらない、結構、うんざり 「沢山(たくさん)」には元々そういう意味がある
 たぐだまる たまる、滞る、とどまる 「手繰(たぐ)り溜まる」が訛った
 たぐる
     ※「ぐ」は濁音
たくしあげる。 標準語の「手繰る(たぐる)」。ただし、標準語では「ぐ」は鼻濁音だが、濁音で発音し意味使いも少し異なる。
 たけ、・・・たげ ・・・だけ、それだけ 標準語の「・・・だけ」から濁音が消えた方言。
    濁音を使わなかったり、濁音位置が逆や違う言い方は福島弁には多い特徴である。
 だげんとも、だげんちょ だけれども、だけど 「だけれども」が訛ったもの
 たしか たぶん、きっと、十中八九 標準語の「たしか(確か)」を副詞として使う場合には「まず間違いなく。おおかた。たぶん。」などの意味になる。
 ・・だぞい、・・だぞん ・・ですよ 標準語の「・・だぞ」に「い」・「ん」を付ける独特の丁寧語。語尾に「ん」を付けるのは主に75歳以上の高齢者なる。
 ただぎおぢる 高い所から(誤って)激しく落下・滑落sること。 「おっちゃ」は「落ちた」が訛ったもので、「ただぎ」は叩き付けられることを意味し、それが合わさった言葉
 ただぎおっちゃ 高い所から(誤って)激しく落下・滑落した 上記と同じ意味だが、こちらはその有様を伝える時に使う。
 ただくれ いい加減に、本気ではない 「徒くらい(ただくらい)」が転訛した
 ただでなんね 礼も何もしないではだめだ
    無料ではまずいだろう
「ただ(徒、常、只、唯)ではならない」が訛ったもの
 だだする 子どもがむずがってすねたり騒いだりす様子 あまり使わなくなった標準語の「駄駄する」。「駄駄」とは「地団駄」の転じで、こどもがわがままを言って‘地団太を踏む様子’からきた言葉の様である。
 だだわらし わがままな子ども 「駄駄する子供」が転じ訛ったもの
 たち、たぢ、たじ 気質、性質、性格
    ※少し見下した場合に使う
古い言い方の「たち(質、性質)」が訛ったもの
 だぢん 小さな子への褒美(金銭) 昔の駄荷への運賃「駄賃(だちん)」が転じた
 たっけ とても高い、すごく高い 「高い」の強調形「高っかい」が転訛した
 たっしゃ 壮健なこと、しっかりしている 標準語の「達者」だが、意味使いが少し違う
 たっちゃ ○○垂れた 「・・垂れた」が訛った
 たっぴらになる 土下座 「平らに平たくなる」が転じた
 たっぺすべり 凍った地面などを滑る遊び 関東の古語、霜柱の意「たっぺ」から転じたか?
 だでね、・・だでねぇ やりきれない、遂げられない 接尾語「・・だて(立て)」に打ち消しの「ねぇ」が付き転訛
 たでる ①ひびかせる、(風呂を)沸かす、(いびきを)掻く
    ②立てる、建てる
「たてる(立てる)」が、訛ったもの
 だど ・・・だってよ、そうだってさ 助詞「・・だ」にさらに終助詞「と」と言う言葉が付き転訛
 だの ・・・など、・・・なんか 言葉自体は標準語だが、使い方や意味はそれとは少し違うところがある。
 だばい、・・だべん ・・でしょ 「だろう」が転訛した「・・・だべ」の丁寧語
 たへなし どうしようもないやつ 「たわいない奴」が転じた
 たまげはる びっくり仰天、目を見張る 驚くの古語「たまぎる(魂消る)」の江戸弁「たまげる」を強調した言い方
 たまげる 驚く 古語の驚く意の「たまぎる(魂消る)」の江戸弁「たまげる」がそのまま使われている
 たよっけねぇ 弱弱しい、貧弱 「頼りがいが無い」が転じ訛った
 だら 糞尿肥料、糞尿、人糞 糞尿の状態を表した擬態語「ダラダラ」からきている
 ・・だら ・・なら、 「・・・なら」が濁音化しさらに訛った
 だらしね だらしない 単純に「だらしない」が訛った言葉
 たれか 手抜きする、怠ける、さぼる
    怠け者、ずるい奴
「だれる(垂る」に由来し「垂家」「誰か」が転じた
 だわ ・・だな、その通りだな、・・だよ 女性言葉ではない
    古い尾張弁(名古屋)の同じ意味「・・だわ」の言い方
 ・・だべ ・・・だろう(?)、・・だよな  
 ・・だべない ・・・でしょう(?)、・・・だよね(?)、 接続語の「・・・だもの・ね」が転訛し「・・だべ」の丁寧語。
 ・・だべん ・・・でしょう(?)、・・・だよね(?)、 接続語の「・・・だもの・ね」が転訛したものだが、こちらはもっと高齢者が使う「・・だべ」の丁寧語
 たんいん 退院、 「たいいん」が言い難いため訛ったもの
 たんがぐ
     ※「が」=鼻濁音
     ※「ぐ」=濁音
持ち上げる 「高くする」が転じた
 たんころ 痰のこと 「痰(たん)」に「ころ」がついたもの
 だんごろ(ご=鼻濁音)
     だんごろごろ
    ※最初の「ご」だけ鼻濁
団子状なこと、混同し団子状になって転がる様なこと 「団子」に「ごろ」が付いたもの
 だんじゃ 誰だ 古語「誰じゃ」が転じ訛った
 だんじゃが 誰だか、どなただか 古語「誰じゃかが」が転じた。「誰かが」→「だんじゃがが」になるが、このばあい最初の「が」は濁音で末尾の「が」は鼻濁音になる
 たんと 沢山 古語の多いことの意「たんと」をそのまま仕様
 ・・だんない ・・・ですよね(?) 接続語の「・・・だもの」に「ね?」が付随し転訛した丁寧語。
 ・・たんび そのつど、・・の度(たび) 古い尾張弁(名古屋)の「度」の言い方「たんび」が伝わる?
 たんぼ 田、水田、田圃 古語の「田面(たのも、たおも)」が音変化した
 ちぇ ・・・さい、・・・さいな 福島県の独自な言い方の一つ
 ちからくっちぇ 力を入れて、肩入れして 「力」に与えるの意の「呉れる」が合わさって転訛した
 00:ちかん 00:時間 「じかん(時間)」が少し発音しにくいために清音した言い方
 ぢぐたぐ
      ※ ぐ=鼻濁音
代わる代わる、入れ替わり立ち代り 「値遇反遇(ちぐうたんぐう)」に由来か?
 ぢぐぢぐ
      ※ ぐ=鼻濁音
順々に、切れ間なく次々と めぐり合うという意味の「値遇(ぢぐ)」の繰り返し語の転じ
 ちだらまっか 血まみれ、血だらけの様子 「血が垂れ真っ赤に染まった」の短縮語
 ちぢらげ 縮れたような毛や頭髪のことを言う。縮れ毛。 「くせ毛」の「ちぢれげ(縮れ毛)」が訛ったものだが、もっと強い「天然パーマ」のようなものを指し、どちらかというと蔑称の意が込められることが多い。
 ちっちぇ、ちっちゃけ 小さい、年下の 「小っさい、ちっちゃい」が転じ訛った
 ちっと 少し わずかの意「ちっと(些と)」がそのまま使われてる
 ちっとばっか 少しばかり 「些とばかり(ちとばかり)」が転訛した
 ちっとばりでねぇ いっぱいのこと 「少しでない」が訛り転じた
 ちみぢ 身内、血縁 血縁身内(けつえんみうち)の転訛
 ちゃっ、ちゃぁちゃ 違う、違う違う 「ちがう」の訛り。関西弁の「ちゃう」と同じ。
 ちゃ、・・・っちゃ ①・・・では、・・・とは、
    ②・・・した。・・・だ
①標準語の「ちゃあ」。「では」の約で話し言葉で使う
    ②「・・・だ」とか断定や過去形にするときに使う
 ちゃ~、ちゃっちゃ 父親 極稀にしか聞かない古い言葉
 ちゃら おべっか、ごますり言葉 口先だけでへつらうことの‘おべんちゃら’が転じた
 ちゃらかだり ごますり野郎、口が巧い奴 「べんちゃらを語る人」で個人を侮蔑する言葉
 チュウカンバチ キイロスズメバチ オオスズメバチより小さいのでこう言う
 ちょうどしね うまく合わない、 「丁度(ちょうど)しない」が訛った
 チョーマ、チョオマ 昆虫の蝶のこと 「蝶(ちょう)」に「ま」が付いた独自な言い方
 ちょぐ ・・・しておく、 「・・・してえおく」が訛ったもの、
 ちょこらごってねぇ 簡単じゃない、たやすくない 「ちょっとの事ではない」が転じ訛った
 ちょっきり、ちょっきら ちょうど(丁度)、ぴったり、
    きっかり、かっきり、ぽっきり
鋏で「チョッキリ」と切って揃えたように丁度良い様子を表す擬音語から転じたことば。
 ちょっけ、ちょっけぇ ちょっかい、からかうこと 「ちょっかい」が転訛した
 ちょっこら ちょっと、しばらく、 江戸弁「ちょっくら」が訛った
 ちょっこらごど 簡単な事、単純な事柄 「ちょっとのこと」が訛った
 ちんけ、ちんちぇ 小さい サイコロの1を「ちん」と言ったことから転じ語「ちんけ」が素
     
     

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