まえがき

福島県とは
 福島県は北海道、岩手県に次ぐ全国で3番目の広大な面積を保有する県(※4位=長野県、5位=新潟県)、その面積=「1万3782.48k㎡」で、京都府の約3倍東京都6倍以上、大阪府7倍以上もの面積になります。
なんと、あの世界最速の男ボルト選手が誕生したジャマイカ(10991k㎡)の面積よりも広いのです。

福島県の地形は太平洋側になる東から標高1000メートル級の阿武隈高地(あぶくまこうち。阿武隈山地)、中央には2000メートル級の山が連なる日本最長の山脈である奥羽山脈、そして最西端にある新潟県との県境で日本アルプスの北東に位置し2000メートル級の山が連なる越後山脈、この3つの南北に縦断する山脈によって東西を縦割りにするように東の太平洋岸、中央の内陸部、さらに西の会津盆地というように大きくつの地方にハッキリ分断・区分されています。

そのためミカンが取れる温暖な地域から、2~3メートルもの積雪が有る豪雪地帯の両方を有するという気候風土に違いがあるとともに、元々5つの旧県(会津県、二本松県、福島県、岩城県、仙台県)が合併した県のため、住む人の気質の違い、言葉の違いが有るという特徴がかなりハッキリしている県になっています。

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あ ~ い

     方 言      意 味       語源、由来
 あいのこ 混血児。ハーフ 蔑視の言葉の「合いの子」のこと
 あがい 明るい色だ、派手だ 「あかい(明かい)」が訛ったもので「赤色」ではない
 あかんない どうしても開かないこと 「開かない」が訛ったものだが、非常に開き難くどうしてもだめの場合に使う言い方。
 あぐ 古い標準語の言い方「あく(灰汁)」が転じ訛った
 あぐでぇ 悪態のこと 「あくたい(悪態)」の江戸弁「あくてえ」が訛ったもの
「悪態を吐く(つく)」などは「あぐでぃつぐ」となる
 あぐど 足のかかと 古い東日本の言葉「あくと(あぐと)」が訛った
 あげづ、あぎづ トンボ トンボの古代名「あきつ・あきづ(秋津・蜻蛉)」が転じた
 あさざ 朝の仕事、朝食前の仕事 朝に行うお勤めを指す仏教用語の「朝座」が転じた
 あしと 足跡 「あしあと」の略が訛った
 あだがな あんなもの、 「あんな もの」が転訛した
 あだりめ 常識、普通のこと、当たり前 「当たり前」の江戸弁「あたりめぇ」が転訛した
 あちゃら あちら、遠く離れたところ 「あちら」が転訛したことば
 あちゃらことば 外国語、遠方のことば、別世界の言葉 遠方を指す「あちら」に「ことば」付いて転訛した
 あっきゃ 空き家、納屋 「あきや」が訛った
 あったげ 暖かい、温かい 江戸弁「あったけぇ」が訛った
 あったもんでね (・・も)あったものじゃない 江戸弁「(・・も)あったもんじゃねぇ」が訛った
 あっちが
 ※[が=濁音
あっちなの? あっちなのか 「が」が濁音の場合「あっちなのか?」が転じ訛ったもの
 あっちが
 ※「が」=鼻濁音
迎え側、向こう側、あちら側 「あちらがわ(側)」が訛った江戸弁「あっちがわ」が転じた言い方
 あっちゃ あっちへ、離れた遠くに 「あちら」の訛の江戸弁「あっち」浪花弁「あっちゃ」の転じ
 あっつい 非常に熱い・暑い 「あつい」の強調形
 あっと ・・・あるそうだ、・・あるって 「・・が有る」に助詞「と」がついた言い方が訛った
 あっぱい あります、あるでしょう あるよの意の「あっぺ」の丁寧語
 あっぱぐち ポカーンと開いた口 「アッパ」は開口した様子の擬音+口(くち)
 あっぱとっぱ あわてる、あたふた 「あたふた」の地域による異言
 あっぺなし でたらめ 「有る」の言葉を「無し」で打ち消し合った言葉使い
 あっぽ 帽子 主に赤ちゃんや幼児に向かっての場合の言葉
 あっぽ 大便、くそ野郎、汚い奴 大便と似た形状とみた「あん餅」の言葉の転訛か?または単に排便時の擬態語の転訛か?
 あでこすり
 あでこっすり
当て付け、皮肉な態度 「当て擦り(あてこすり)」が訛った
 あでずっぽ あて推量、根拠の無い推定 標準語の「あてずっぽう(当寸法)」が訛った
 あどおっか 後添い、後妻 「あと(後)のおかか(御母、御嬶)」が転じた
 あどしっちゃり 後ずさり 古語の「あとしざり」が転じ訛った
 あねさま お嫁さん、気が強い女性を指すこともある 「姉様」が転じたもので、特にその家の若い嫁さんに使われる
 あねちゃん 姉さん、娘、上の娘、 「あね(姉)」の言い方の独特の使い回し
 あばげる 騒ぎ暴れる、ふざけ騒ぐ 古言の「あぶ(溢)れる、あだける」の言葉が転じた
 あばちゃん おばさん 「おばちゃん」が訛った
 あばっちぇる 暴れている、冗談じゃないよ 「暴れて」が転じ訛った
 あぶぐ 泡(あわ) 古語の口から泡吹く様子「あぶく(口沫)」が転じた
 あふらあふら 何もせずブラブラしている様子
仕事を怠けている様子、怠惰
「ブラブラ」や「フラフラ」と同じよな意味の擬態語
 あまさっちゃ 邪慳にされた、疎んじられた 使われなくなった古語「余された」が転じ訛った言葉
 あまされる のけ者にされる この意味で使われなくなった古い標準語「余される」のこと
 あます 邪けんにする、うとんじる 「余す」の古い意味が転じた言葉
 あまちこい 甘ったるい、変に甘い 「甘い」、「濃い」、が合わさった言葉
 あまちっこい くどく甘ったるい、嫌な甘み 上記「甘ちこい」の強調形
 あまんぼ 氷柱(つらら) 雨水が凍ってできる雨棒(あまぼう)が転じた
 あやまる、あやまった 閉口する、困る、困った 「謝(あやま)る」を古語の意味使いで使用
 あららら、あららららら・・ あら~、あらま~、え~ 「あら!」という感嘆の言葉だが、「ら」伸ばすのではなく「ら」を多く言うことで感嘆の度合いを強める独特の言い方
 あらかだ、あらがだ おおよそ、おおかた、大たい 粗方(あらかた)の濁音使い
 あらっぱ 粗暴で雑な人、荒々しい人 荒い気質の者の意の「荒肌者(あらはだもの)」が転訛
 あらほど あんなに、あのように 「あれ ほど」転訛
 あらまし ひととおり、おおかた 標準語だが、ちょっと意味合いと言葉遣いが異なる。
 あるぐ 移動する、動き回る(廻る) 「歩く」の別意「あちこち移動する(廻る)」で使用
 あるってあるぐ あちこち廻る、訪ね廻る 同上の意味で地域独特の言い回し方
 あんちゃ ①兄、息子、長男
②男性、先輩や年上の男性
「兄(あん)ちゃん」が訛ったものだが、男性に対する丁寧語、謙譲語としてもよく使われる
 あんにゃ 兄さん、長兄 「兄じゃ、兄や」が転じ訛った
 あんね、あねぇ 年上女性やお嫁さんへの敬称 、姉 「あね(姉)」が転じたもので、「花子あね」などと使われる
 あんべ 調子、具合、塩梅(あんばい) 加減を意味する「塩梅(あんばい)」の江戸弁「あんべぇ」の転訛を使用
 あんべわり 具合が悪い、調子が悪い 江戸弁「あんべぇわりぃ」の言葉を使用
 あんまし、あんま それほど・・、さほど・・ 「あんまり・・・(でない)」が訛った
 あんめ、あんめー 無いだろう 江戸弁の「あるめぇ」が転じ訛った
 あんめした、あんめま 有る訳が無いだろう 同上に「した、ま」が付き念を押しした言い方になった
 いがる
 ※「が」=鼻濁音
怒(おこ)る、憤慨する 「いかる(怒る)」が訛った。
 いぎなし いきなり、突然に 「いきなり」が転訛した
 いぎばる 威張りくさる 「威張る気張る(いばるきばる)」が転じ訛ったか、またはいきむことの「いきばる(息張る)」との混同・混用
 いく゜ね、えく゜ね
 ※「ぐ」=鼻濁音
主に杉の巨木の住宅用防風等の目的で家の周りに植えられた「屋敷林」(やしきりん) 宮城県の仙台弁や、岩手県にも同じものを指して「居久根林(いぐね・りん)」、「いぐね(居久根)」という言い方があるので、東日本に共通するものらしい。
ただ、古くは「垣根」という漢字を「くね」と読んでいることから、これに「家」または「居」が付いて「家垣根(い・くね)」「居垣根(い・くね)」の呼び方が「いぐね」になったとも考えらる。
それらが混用された可能性も否定できない
 いぐね
 ※「ぐ」=濁音
良くない、 「いい(良い)くねぇ」が転訛
 いごがす
 ※「ご」=鼻濁音
動かす、移動させる 「うごかす」が転訛した
 いごぐ
 ※「ご」=鼻濁音
動く、移す 「動く」の古い言い方「いごく(動く)」が転訛した
 いだまし おしい、もったいない 「いたましい(痛ましい、傷ましい)」の意味が拡大使用されてさらに転じ訛った
 いだよでね、いだよぉでね いたたまれない、じっとしていられない、落ち着かない 「(落ち着いて)居られた様子ではない」の言い方が転じ訛った
 いっかいぎり
 ※「ぎ」=鼻濁音
いちいち、一回ごとに、
そのつどそのつど、
「いっかいきり(一回切り・限」が転じ訛った
 いっきゃう 逢う、遭う、見かける 「行き会う」が転じ訛った
 いっしょくた 混ぜ合わせて一つにすること あまり使わなくなった標準語「一緒くた」、名古屋弁でも使う
 いっしょけんめ 一所懸命、一生懸命 標準語の「いっしょけんめい」の転じ
 いったきた 往復、行ったり来たり 「行った」と「来た」が合わさった
 いづだがに いつ頃だったかに 「いつだかに」が訛った
 いづだがの いつ頃だったかの 「いつだかの」が訛った
 いづだがも いつ頃だったかも 「いつだかも」が訛った
 いづだなし いつとはなしに、しょっちゅう、
絶えずに、四六時中
「何時とはなし(いつとはなし)」が転じ訛った
 いっちこたっちこ 服などのボタンを掛け違えて変な合わせになった様子
互い違いに合さりあった様子
福井や沖縄県に「いっちくたっちく」という同じ言葉づかいの古い童歌がみられる。沖縄のは「南洋語から出た言葉で意味は無い」とあり、擬音語か?それとも沖縄はなど日本の南の諸島はもとはヨーロッパの人が住んでいたため英語などの地名や言葉が残っているので、その外国語の引用かもしれない
 いっちょぐ 入れておく、詰め込んでおく 「入れておく」が訛った言葉
 いっちょげ 入れておけ 上記の命令形
 いっちょいだ 入れておいた、 「入れておいた」が訛った言葉
 いっちょめ 一人前、一丁前 一丁前の江戸弁「いっちょうめえ」が転訛した
 いっつも いつも、 「いつも」ということはほとんどなく「っ」つかる
 いってぇ、いっでぇ とても痛い 「いたい」の強調形
 いづのこまに いつのまにか 江戸町言葉の「何時のか間に」が転訛した
 いっぱし 一人前、人並み 「いっぱし(一端)」は標準語だが、最近は使用が減少
 いっぷし 一角の信念、違う考え、 一筋(ひとすじ)の別読み「いっぷし」が転じた
 いっぺんに 一回に、一度に、一気に 一回にの別言い「一遍に」のこと
 いへもぢ 長男、跡継ぎ、 親の葬儀の際に跡継ぎが喪主=‘位牌持ち(いはいもち)’を務めることに由来し、その「いはいもち」の言葉が訛ったもの
 いまっと もっともっと、もっと多く 「もっと」の古い標準語「まっと」に「い」が付いた言葉
 いまぶんでは、いまのぶんでは 今のところ、現状では 「今時分(いまじぶん)」が転訛し、さらに意味が転じた
 いや、いや~ えっえ~!、おっとっと!、
うわぁ!う~んと、え~と
地域独自の感嘆詞のことばで、話始まりやいろいろな場面で使われる
 いやいやぁ いやはや、あらまぁ、うわ~、 古い感嘆詞の言葉で、話すときにほんとうによく使われる
 いやし 意地汚く欲が深いこと 「いやしい(卑しい)」の転訛だが、意味使いが標準語と違う
 いやしこ つまみ食い、食に卑しい奴 食い意地が張った‘卑しい’食べ方が転じた
 いらっちゃもんでね 居られたものじゃない、居られものではない 「いられたものじゃない」が訛った言い方
 いるり 囲炉裏のこと 標準語の「いろり(囲炉裏)」が訛ったもの
 いんがみる
 ※「が」=鼻濁音
苦労する(因果見る) 仏教用語「因果応報」の意味の一つで、過去の悪い「因果」で苦労を「見る」が転じた
 いんこ 「犬公、犬っころ」が転訛した
 いんごぐ
 ※「ご」=鼻濁音
   「ぐ」=濁音
動く、体を動かす、ぐら付く 古い言い方「いご・く(動く)」という訛りがさらに訛った
 いんね いらない、必要無い 「いらない」の江戸弁「いらねぇ」がさらに訛ったもの
     
     

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う・え・お

     方 言      意 味       語源、由来
 うーめん 乾麺すべてを指す 宮城県白石名物の温麺(うーめん)から由来
 うーでもつーでもね 何の返答も反応も無い 「うんでもすんでもない」の言い方の地方語
 うすら なんとなく、少し馬鹿者 「薄ら・・」の言い方が転じた
 うっ?、うぅ? エッ(何)?んっ? 聞こえなかったり理解できなかったときの地域独自語
 うったぎまわる 悩み困りウロウロする様子 獣がうなり歩き回るの言葉「うたき・まわる」が転じた
 うっちゃ 家に、我が家に 「うちさ(家さ)」という方言がさらに訛った
 うっちゃる 退かす、放って置く 相撲の決まり手「うっちゃり」から転じた
 うっつぁし 非常にうるさく騒いでうっとおしいこと 「うっとおしい」が訛り転じたもの
 うでる 茹でること 「茹でる」の古い名古屋(尾張)弁の「うでる」が伝わる
 うなう 耕す 古語の「耡ふ(うなう)」を現代も使用
 うぬら お前たち、おまえら、 「おのれら(己等)」が転訛したもので、相手をののしったり侮蔑するときに使う言葉
 うむれる 蒸し蒸しする、蒸す 古い標準語の「蒸(うむ)れし」の転訛
 うむれる 蚕などが羽化すること 古語「うむれる(生れる)」の転訛
 うるがす 水に浸して置くこと、 古語「潤(うる)かす」が訛った
 えぐい(えごい) 山草などがあくが強いこと
強情な人にも使う
「えぐい・えごい(蘞い)」の転訛
 えて 得意なこと あまり使わなくなった標準語「えて(得手)」
 えてでね 得意ではない。不得意だ 「得手(えて)ではない」が転訛した
 えば 餌(えさ) 「餌食(えばみ)」の略語の古い標準語「餌ば(えば)」
 えんと 乳飲み子が座ること 止まる、座るの意「えんこ」の幼児語
 おえる 生(は)える 同じ文字の別読み使い「お(生)える」を使用
 おおぜ 大勢のこと 「おおぜい」が訛ったことば
 おおせな 一番上の兄、大兄(おおあに) 古語「せな(兄な)」に「大」を付けて上者とした呼び方
 おがだ 奥様、妻 古語の「奥方(おくがた)」が訛った
 おがぼ 陸稲(おかぼ)、畑作の稲 「陸稲(りくとう)」のもう一つの読み方「おかぼ」
 おがれ
 ※「が」=鼻濁音
盛り過ぎ、萎れ始め 「老(お)い・枯(か)れる」が転じた
 おぎぬげ 起き掛け、起きた直後、
起きしな、起き抜け
あまり使わなくなった標準語の「おきぬけ(起き抜け)」が訛ったもの
 おぐっちゃ 遅れた 「おくれた」が訛った
 おぐる 奢(おご)ってやること 「奢(おご)る」が訛った
 おさむ 押さえつける、取り押さえる、捕らえる 「押さえる」の古い言い方「押さむ」が転じたもの
 おさんだ 押さえつけた、取り押さえた、捕らえた 「押さえた」が訛ったもの
 おしこぐる 強引に押し退ける、ごり押し 「押し」に続ける意の「こくる」が付き転じた
 おしこみなんしょ お休みなさい、(作業)切り上げましょう、お疲れさま 「(家の中に)お引き込み(籠り)ください」が転じた
 おせぇ、おさえ おかず、 副食・おかずを指す菜の丁寧語の「おさい(御菜)」の転訛
 おせせ 教えてくれ、教えて! 江戸弁「おせぇてくだせ」の短縮形
 おせっかい ①教えましょうか。知らせますか。
②押せますか。
③お節介
①「教えますかいな」が転じ訛ったもの
②「押せますかいな」が転じ訛ったもの
③標準語だが、言い方は①②と変わらない
 おせる 伝える、教える 「教える」が訛ったもの
 おだず、おだじ はしゃいでる様子 おだてられるの意「おだつ(煽つ)」が転じた
 おちる 降りる、下る 「落ちる」の意味が変化転じた
 おっかぐ 割る、欠け割る 「欠く」に「おっ」を付けて強調したのが転じた
 おっかさま お母さん 「お母様」が訛った
 おっかね、おっかない 恐ろしい、怖い 「おおけなし(恐れ多い、分不相応)」が「おっかなし」に転じそして江戸言葉「おっかねぇ」になり、それが転訛した
 おっかながり 怖がり、臆病者 「おっかない」に「がり」が付いた言い方
 おっきょる 折る、折り切る 「押し切り折る」が転じ訛った
 おっくるげる ひっくり返る。転ぶ 「おくり返る」の転訛か?
 おっくりげす ひっくり返す。裏返す 上記の変形
おっくるげしかっくるげし 何度もひっくり返すこと 上記の変形
 おっこぐる、おっくぐる あおる、追い立てる 「追う・押す」に続ける意の「こくる」が付き訛った
 おっこむ 取り込む ちょっと古い標準語「押っ込む(おっこむ)」のこと
 おったぐる ひどく煽り追い立てまくる あまり使わなくなった言い方「おったくる(押っ手繰る)」が訛ったもの
 おっちらがす 振り撒くようにバラバラにする、散らかす、散乱させる、ちゃかす、 「ちらかす(散らかす)」に、強調語の「お」がついて転訛した
 おっつがね 追いつかない 江戸弁の「おっつかねぇ(追っつかねぇ)」が訛った
 おっつぐ 追いつく 江戸弁の「おっつく(追っつく)」が訛った
 おっとばす 追い払う 「追い飛ばす」が訛った
 おっぷる 振る、強めに振る 「振る」に「おっ」つけて強調
 おっぺしょる 強くまたは激しくへし折ること 「へしおる(圧し折る)」の強調した「押っ圧し折る」が転じた俗語。古い標準語・江戸言葉である
 おづげ 味噌汁、おみおつけ 「おつけ(御付)」が訛ったもの
 おつよ 味噌汁、おみおつけ 「おつゆ(御汁」が訛ったもの
 おどげ 冗談、 「おどけること」が転じた
 おどっつぁま お父さん 「お父様」が訛った
 おどで、おどどぃ 一昨日、おととい、おとつい 江戸弁「おととい」が訛ったもの
 おなし 同じ、おなじ 「おなじ」の「じ」が消音化して「し」になる独自の言い方
 おばんかだ こんばんは 「お晩方になりました」が転じた
 おめさん あなた様 江戸弁「お前さん、おめぇさん」が訛った
 おもし、おもしぇ 面白い 江戸弁「おもしれ」が訛った
 おもしゃぐね 面白くない 江戸弁「おもしろくねぇ」が訛った
 おもで 重たい 江戸弁の「おもてぇ(重て~)」が転訛した
 おもで 戸外、表、 「表(おもて)」が訛った
 おやす 生(は)やす 「生やす」は古い標準語(読み)では「おやす」なる
 おら 「おれら(俺等)」が転訛したものでろうが、同じ意の江戸弁「おいら(己等)」の言い方も関係が無いとは言えない
 おら げ おれの家 「俺の家屋」が訛った
 おら ほ 自分の方、我が方 「俺のほう」が訛った
 おらい おれの住まい 「俺のいえ」が訛った
 おれら 俺たち 江戸弁の「おれら(己等)」と同じ言い方
 おろぬぐ 間引き抜く、選んで抜く 古語「うろぬく(疎抜く)」が訛った
 おんつぁ、おんつぁま おっさん、伯(叔)父さん 役立たずの意にも使う 「おじさま」が訛った
 おんなし 同じ、おんなじ 「おんなじ」の「じ」が消音化する独自語
     
     

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か ~ き

     方 言      意 味       語源、由来
 かぁ 川、河 「かわ(川)」が訛ったもの
 かぁら 川原、河原 「かわら(河原)」が訛ったもの
 かぁばだ 川べり、川沿い 「かわばた(川端)」が訛ったもの
 かい、かいい かゆい、 「かゆい」が訛ったもの 
 がおる 困る、病気になる 古語「閉口する」の意の「がおる(我折る)」が転じた
 がおった 困った、病に伏せった 古語「閉口する」の意の「がおる(我折る)」の変形
 かがらし うっとおしい、煩わしい たずさわる事の意「関(かか)わりし」が転じた
 かがりこ゜
 ※ご=鼻濁音
世話を掛ける子供、跡取り
親が老後に頼りとする子供
古い日本語の「かかりこ(掛かり子)」が転訛したもの
 がげ 崖(がけ) 「がけ(崖)」の「け」が濁音に訛ったもの
 か゜げ
 ※が=鼻濁音
 ※げ=濁音
・・・たて、・・・(し)たところ
・・・し終えた直後
「掛け」が転じたものだが、「・・・し始め」ではなく「・・し終えた」の意味になる。「が」は鼻濁音になる。
例、「搗きたて餅」⇒「搗きがげ餅」となる
 ・・・かげ ・・・かけ、・・・途中 「かけ(掛け」が転じたもの。「け」だけ濁音になる
 がさばる かさばる、かさむこと 「かさばる(嵩張る)」が訛ったもの
 がさやぶ ひどく混み茂った藪 古語の荒れた藪の「こさやぶ(木障藪)」が転じた
 がさもぐ ガサガサしたゴミ・物 ガサついたごもく(芥)が転じた言葉
 かすかだり 知った風なことを言う人 江戸弁の「こごと」の意「かす」の言葉に、「かたり(語り)」が付いて転じ訛ったことば
 かすかだんでね 生意気を言うな、知った風なことを言うな、余計なことを言うな、無駄口をたたくな、うるさい 同上の「かす」に「語るんじゃない」の訛りことばが付いて転訛した言い方
 かすげ 鎹(かすがい) 「鎹(かすがい)」の江戸弁が転訛
 かずげる 嫌なことを押しつける。責任転嫁する 「被(かず)ける」という標準語が訛ったもの
 かせぐ 働く、労働する 「稼ぐ」の意味が転訛
 かせがさんしょ
 ※ が=鼻濁音
お仕事がんばってください 「お稼ぎください」の転訛
 かせがせ
 ※ が=鼻濁音
仕事がんばって   同上
 かせる (漆などに)かぶれること、 「かせる」はあまり使われなくなった古い標準語である
 かだかだ 二つ揃いの物が片方しか無いこと、違うものが二つ並んだ様子 古い言い方「かたかた(片方)」が訛ったもの
 かだくそ ケチくそやろう、どケチ 「かたい(堅い)」に感動詞の「くそ」がついた罵りの言い方
 かだし 倹約主義。無駄使いが嫌いだがいざというときは違う。 「かた(硬、堅、固)しい」が転訛した。
 かだちんば 左右が不揃い、片方が無い 片足が無いことの「片ちんば」が転訛
 かだほ、かだっぽ 片方 「かたほう」が訛った
 かだる 話す、お話しをする 「話す」=「かたる(語る)」が訛ったもの。高齢者ほど「話す」という言葉より多用される
 かだれっ! 何とでも言ってろ、勝手なことを言うもんだ 話せ=「語れ」が訛ったものだが、言い方で意味が変化する
 かだわ 心身障碍者またはそれに相当する半端者 「かたわもの(片端者)」が転訛した侮蔑言葉
 かっくらすける 殴るなどしてこらしめること、鉄拳制裁を食らわすこと 「食(く)らわしつける」が転じ訛った言葉に強調接頭語「かっ」がついたもの
 かっくりげ~す 荒っぽくひっくり返すこと 「ひっくり返す」に強調する語「かっ」が付いた言葉
 かっける 書き換える 江戸弁の「書きけぇる」が訛った
 かったい、かって とても硬い、硬~い 「かたい(硬い)」の言い方に「っ」を入れた強調形
 かっちゃ ①借りた
②枯れた
③刈れた
全て、訛って同じ発音になる
 がっちら、がっちし がっちりと、抜け目無くしっかりと 「がっちり」が転訛したもの
 かっちらがす ひどく散らかす 「散らかす」に「かっ」が付け様子の強調
 かっつぁぐ 引っ掻く、爪を立てる 「掻き裂く」が訛った
 かっつぇわし ひどく忙しい(忙しない状態)
なんとも落ち着がない様子
「忙(せわ)しい」の語頭に「かっ」を付け強調
 かっぱぐ 堀り掻き払う動作 関東方言で「かきはらう」が転じた言葉
 かっぺる(かっぺった) 河沼などに填る、落ちる 「川(かわ)に入(はい)る」が訛った
 かっぽる 素早くちょっと掘ること 「ほる(掘る)」に接頭語の「かっ」が付いて転訛した
 かっぽじる 指などで穿ること 「ほじる(穿る)」に接頭語の「かっ」が付いて転訛した
 かなね かなわない 江戸弁「かなぁね」が訛った
 かねじゅ 家族全員 「家内中(かない・ちゅう」が転じ訛ったもの
 ・・・かねね ・・・かねない。しかねない。 「・・かねない」が訛った
 かばね 体、ずうたい、なり 姓(かばね)と「かばね(屍・尸)」が転じた言葉
 かぶづぐ かぶりつく、かみつく 「かぶりつく」が訛った
 かまな、かまーな 関わるな。かまうな。 「かまうな」の転訛
 かまごどあっか 構う必要は無い。気にすることはない。 「かまうこと」に「あるか」が足さってなまった。
 かみっぱじ 紙切れ、紙片 「紙端(かみはし)」が転訛した
 かみっぺら 紙片、紙切れ 紙幣や薄い紙を意味する「ぺら(片羅)」、または「半ぺら」の略語の「ぺら」の言葉の前に「紙」が付いて転訛した
 (匂いを)かむ (匂いを)嗅ぐ 「かぐ(嗅ぐ)」の東関東独自の言い方の転訛
 (匂いを)かむな (匂いを)嗅ぐんじゃない 「嗅ぐな」    同上
 かむげ 川向の地域 江戸弁「かわむけぇ(川向)」が訛った
 からがみ 襖(ふすま)、唐紙(からかみ) 唐紙(からかみ)を張った唐紙障子が転じた
 からくぢ(で食う) おかず(副菜)にしないこと。お茶請けやおつまみ的に。 口に何も入っていない様子を意味する「空口」が転じ訛った独特の言い方
 からっつね(からつね) 肌着も何も着けない脚 「空の脛」が転じ訛った
 からて、からてっちり 手ぶら。てみやげ無し。 手に何も持たない「空手」のこと。
 からびる 乾き涸れる(枯れる)こと。干からびる 「からびる(涸びる)」は今単独では使わなくなり、文頭に「乾・干」の言葉がつき「干乾びる・乾涸びる」が常となった。
 ・・・からまり ・・・頃、・・・あたり 「・・がらみ(絡み)」と「・・あたり」が混じって転訛
 がらり ただちに、即座に、直ぐ様 戸を急に開ける古い擬音語「ぐゎらり」の転訛
 ガラガラしてる 勝気で荒々しい性格の様子 地域独特の擬態語
 がわ 外側、周り、傍で暮らす人々 「かわ(側)」が転じたものだが「が」は濁音
 かわおび ベルト 皮の帯=ベルト
 ・・がい、・・がん ・・・ですか、・・・でしょうか 「・・が」の丁寧語
 かんげなし 思慮が無い、無鉄砲 「考え無し」が訛ったもの
 (匂いを)かんだ (匂いを)嗅いだ 「嗅いだ」の東関東独自の言い方の転訛
 (匂いを)かんでる (匂いを)嗅いでいる 「嗅いでいる」  同上
 がんで 棺(ひつぎ)を運ぶ台 ご遺体を載せる台の古称「棺台(がんだい)」が訛った
 かんでみ ①(物を)噛んでみなさい
②(臭いを)嗅いでみなさい
「噛んで」と「嗅いで」を同じく発音する。「み」は「みなさい」とか「みて」などの接尾語の転訛
 がんばご 「ひつぎ(柩・棺)」のこと 「棺箱(がんはこ)」が訛った
 かんばん 昔職人が着た名入れ半纏 職人の「看板入り半纏」が転じた
 かんぷら、かんぽらいも ジャガイモ、馬鈴薯 蕪に似た形からの古称「かぶらいも(蕪芋)」が訛った
 かんぺ ちょっと変な人 忠臣蔵に出てくる間抜けな早野勘平に由来か?
 かんます、かんまがす かきまわす、かき混ぜる、混乱させる、 「掻き回す(かきまわす)」が訛った
 かんまぜる かき混ぜる 「掻き混ぜる」が訛った
 きぃもむ、きーもむ 焦る、気を揉む 「気を揉む(きをもむ)」が転じ訛った
 きかっと 直角になっている様や物 きちんと。はっきりと。きっかと。などを意味表す古い言葉の「きか と」が転じ訛った言葉
 きかね、きかない 気が強い、強情 江戸弁、言うことを‘聞かねぇ’が転じた
 きかんぼ 気が強い子、 「利かん坊」が訛った
 きしゃみぢ 鉄道線路のこと 「汽車が通る道」→「汽車道」が訛ったもの
 きしぇわり 気持ち悪い、何とも不快だ 「気色悪い」または「気障り」が転じたか?
 きたい 不思議 少し古い言葉「稀代(きたい)」のこと
 きぢげ 狂人、・・狂い、マニア 「気違い」が訛った。昔は「幾知可比(きちがい)」と書いた。
 きづまらし のびのびしない、窮屈だ 「気詰り」が転じた言葉
 きったね 汚い。 「きたない」が転訛した
 ぎっちょ(ひだりぎっちょ) 左利きの人 「左利(ひだりぎっちょ)」、「左器用(ひだり・ぎっちょ)」の「左」が省かれたもの。
 ぎっちら、ぎっちし ぎっしり、たっぷり 同じ意の「ぎっちり」が転訛した
 きっつぁし 挿し木、指し芽 枝などの「切り挿し(きりさし)」が訛った
 きっつまらし 非常に狭くて窮屈だ 「きづまらし」の強調形
 きっとしてる 動かない様子、じっとしている、おとなしくしている、 強く引き締まってゆるみや隙がなく落ち着いた様を表す「きっと(屹度)」または「きちんと」が転じたと思われる
 きっとしてらんにぇ じっとしていられない、 上記の否定形
 きっぱ 切り傷、切った刃の痕・目印 「切刃(きっぱ)」が転訛したか?
 きっぱつけ 刃物等で切って印にすること 「切刃(きっぱ)」の使い方の変化
 きど(きどみち) 家の玄関に通じる通路または敷地を指す、木戸道とも言う 「木戸」のことだが、本来の「木戸」のことだが、本来の門や通用口の意味が転じてそこに通じる「私道」や敷地に入る通路地そのものを指すようになったもの。
冠婚葬祭用の本木戸と、それとは別の場所を意味する裏木戸の言い方がある
 きどごろね うたた寝、ごろ寝 古語「着所寝」着物のまま寝ることから転じた
 きめっこ、きめこ いじけること、すねること 「気が滅る(きがめる)」が転訛した言葉で主に幼児語として使われるため接尾語に「こ」がついた
 きもすけわり 薄気味悪い、気色悪い 腹底からの意味で「肝助(きもすけ)が悪い」が転じた
 ギヤマン 蓋付きガラス大瓶 ガラスの古称「ギヤマン」が転じた
 ぎゃぐす 食べたのを戻すこと。吐く。 「戻す」と同じ状態の「逆す(ぎゃくす)」を使った言葉
 きゅうろ 黄色 「きいろ」が訛った
 きりし 霧雨、小糠雨 「霧時雨(きりしぐれ)」が転じたと思われるが、「霧之雨(きりしあめ)」が転じたとも考えられる
 きれ 嫌い 「嫌い」の江戸弁の「きれぇ」がさらに訛った
 ぎんちょ、ぎんちょも けれど、けれども 「けれど」、「けれども」が訛ったもの。
 ぎんながし 遊び人 江戸七夕の銀メッキかんざし「銀ながし」から転じた
 きんにょ 昨日、きのう 古い大阪弁「きんにょう」と古い尾張弁(名古屋)の「きんのぅ」の言い方が混じって転訛した
     
     

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く・け・こ

     方 言      意 味       語源、由来
 くいごど
 ※ ご=鼻濁音
炊事、食事準備、料理する 単純に「食事」の訓読みの転訛。または供事(くじ)の訓的な読み「くごと」が転訛したか。
 くいで 食べごたえ、食べ甲斐 「くいで(食い出)」はあまり使われなくなった標準語
 くいだでねぇ 食べ切れない 「食い出での量ではない」が訛った
 くいで、くいでぇ 食べたい、 「食いたい」の江戸弁「くいてぇ(食いてぇ)」がさらに訛った
 くいぬげ 大食い、呆れるほど食べる奴 腹の底が抜けてるように食べる様子から転じた揶揄言葉
 くいよ くれよ、ちょうだい、ください 何か欲しいときの「呉れよ」が訛った
 くぐす、
 ※「ぐ」=鼻濁音
糸などを通すこと 古語の通り抜けの意「潜(くぐ)らす」が訛った
 くさし 怠け者、無精者、面倒くさがり 「物臭し者」の短略系の「くさし者」がさらに短くなったもの
 くさっぽ 天然痘、またはそれに似た皮膚病。梅毒。 できものなど皮膚病の総称である古い言い方「瘡(くさ、かさ)」が転じた
 くされ、くされやろう 相手を罵倒する言葉 「腐れた・・」が転じた言葉。腐れ女、腐れがき、など
 く゜じら
 ※「ぐ」=鼻濁音
・・・ごと、 皮ごと=皮く゜じら(ぐ、は鼻濁音限定)
 くすぐて
 ※ ぐ=鼻濁音
くすぐったい 江戸弁「くすぐってぇ」が訛った
 くせっけ くせ毛のこと 標準語の「くせげ」の別の言い方
 くそへび マムシ(蝮) 糞(くそ)草(くさ)くそう(怒り)らが合わさってできた?
 くだっしょ ください 「下さい」に半尋ね語「しょ」を付けた丁寧語
 くぢあます 生意気を言う、口答えをする 古意、持て余す物言いの「口余す」が訛った
 くぢがたつ 喋りがうまいこと 「口が立つ」が訛ったもの
 くぢだっしゃ 喋りがうまい人のこと 「口が達者」が訛ったもの
 くぢばしなげ
 ※ げ=鼻濁音
食べ物に遠慮が無いこと 呼びもしないのに食事時に現れたり、無作法で遠慮がない食べ方の人の姿を揶揄して、「口端(くちはし)・嘴(くちばし)が長い」と言ったこと
 くぢわすら お茶うけ。おつまみ。おやつ 「口」と「わすら⇒慰み」が合わさった、地域独自の言い回し。
 くっさい、くっせ 非常に臭い 「くさい」の強調形
 くったぎる、くたぎる 噛み切る、 「くいちぎる(食い千切る)」が転訛した
 くったぎらんにぇ 噛み切れない 「食い千切れない」が転訛した
 くっちぇ ①与えたい。呉れたい
②入れて、与えて
①「呉れ・たい」が訛った
②「呉れて」が訛った
 くっちゃぐね 与えたくない。くれたくない。 「呉れたくない」が訛った
 くっつぁさる 付きまとう。離れないでいる。 「くっ付く」と「・・なさる」が合わさった言い方
 くっつぉ 来るぞ。 「来るぞ」が転訛した
 くっつぐ
 ※「ぐ」=濁音
①噛み付く、咬みつく
②ピッタリとつく、着きそう
異性同士が仲良くなること
①「くいつく(喰い付く)」が転訛した
②単に「くっつく(くっ付く)」の濁音訛り
 くっついちまった ①噛み(咬み)付いてしまった
②ピッタリとくっついてしまった。男女が親密な関係になってしまった
①「喰い付いてしまった」が転訛した
②「くっついてしまった」が転訛した
 くっつがれる
 くっつがいる
①噛まれる、咬み付かれる
②ピッタリと付かれる、
①「くいつかれる(喰い付かれる)」が転訛した
②「くっつかれる」の濁音訛り
 くっつがっちゃ ①噛まれた、咬まれた
②密着された、
①「くいつかれた(喰い付かれた)」が転訛した
②「くっつかれた」の濁音訛り
 くっつぐる
 ※、「ぐ」=鼻濁音
(目をしっかり)つぶる 「瞑る(つぶる)」が転訛した「つぐる」に「くっ」が付き強調
「つぐる」の「ぐ」は鼻濁音
 くになる、くにする 気になる、気に病む 「気(き)」が「苦」も兼ねて「く」の言い方に訛ったもの
 くびかげ
 ※「げ」=濁音
首に衣類や紐などが絡まって息が苦しい状態、首つり 「首つり自殺」の様子の首に何かを掛けることが「首掛け」という言葉に転じ、それが訛った
 くびったま 首のあたり 古代の首飾り「首玉」から転じ
 くまんでる 老けてる、地味だ 古語の目立たない意の「隈(くま)」が転じた
くやしがり、くやしがりや 負けず嫌い。 「悔しがり屋」
 くらすける 痛めつける 殴るの意「食らわせつける」が訛った
 ぐるり 周囲、周り、付近、辺り 古語の「ぐるり」の言い方が残った
 ぐるわ 回り、周り、近辺 城の本丸周囲を意味する「くるわ(曲輪、郭)」が転訛
 くわいだ 口でくわえた 「銜えた(くわえた)」が転訛
 くわがさっちゃ 口に銜えさせられた 「銜えさせられた」が転訛
 くわぐ
 ※ ぐ=鼻濁音
口でくわえる 「銜える(くわえる)」が転訛
 くわご
 ※ ご=鼻濁音
桑の実 「くわご」は「桑子・桑蚕・野蚕」などと書き表し、古くは繭を作る「カイコ(蚕)」を指して言っていたもので、それが桑の実に転じたのではないかと思われる
 くんだす 吐き出す、掻き出す 「汲み出す(くみだす)」または「食い出す」が転じた
 くんちぇ ください 江戸言葉「くんちゃりまし」が転じた
 くんにぇ くれない、あげないよ 江戸言葉「くんねぇ」が転じた
 ぐんのびる ダラ~と伸びたこと、ひどく伸びること 「伸びる」に強調接頭語「ぐん」がついたもの
 (名前)・・げ
 ※「げ」=鼻濁音
○○家、○○宅 「家(け)」が鼻濁音に訛った
 げぇぶんわり 恥さらしだ、世間体が悪い 「外聞悪い(がいぶんわるい)」が訛った
 けーど 毛糸 「けいと(毛糸)」が訛ったもの
 けーる 帰る、消える、変える、返る 「かえる」と「きえる」の言葉はほぼ「けーる」と訛り、アクセントも同じになる。
 けがねぇ ①甲斐が無い
②怪我は無い
③毛が無い
①、②、③それぞれが訛った言い方。
 げじ 笑ってばかりいる人を揶揄した言葉、笑い上戸 時と場合や場所もわきまえずいつもクスクスと笑う様子を「ゲジゲジと笑う」という言い方をするところら、そういう人を揶揄して言う言葉になった地域独自語
 げす お尻、後方、最後尾 古語の卑しき者を指す「下衆(げす)」が転じた
 げすたぶら お尻の肉、大きな尻 「げす」に日本髪後方の張出し「たぼ(髱)」が付き転じた
 げすぬげ 後始末が抜けてる 「最後(げす)」抜け落ちてるという言い方
 けつあぶり
  げすあぶり
後ろ向きに暖をとる様子 暖房や焚火などに背を向けてあたる(暖を取る)様子が、けつ・げす(=おしり)を向けることと同じことから、おしりを炙るという様子に見立てた言い方
 けった、けぇった 帰った、消えてた、 「帰った」、「消えった」が訛ったもの
 げっぺ ビリ、一番最後 身分が下の方の意「下衆(げす)」が転じた
 けっぺ ①帰ろう、帰ろうよ
②消えるだろ?、
①「帰る」に、問いかけの「ぺ」が付き訛った
②「消える」に問いかけの「ぺ」が付いて訛った
 けっぺずる 削る、削り取る 「けずる・へずる(削る・剥る)」が転じ訛った
 けっぽる、けっぽった 蹴る。蹴った。 「蹴り放る」が転じて訛った
 けむ 烟、煙り、 標準語、「けむり」の略し言葉
 けむて 煙たい、けむい 「けむたい」が転訛した言葉、江戸弁に同じ
 げんちょ、げんちょも
 げんと、 げんとも
・・けれど、けれども 「けれど」、「けれども」が訛ったもの。
 こい・・ こういう・・、こんな・・ 「これ」の言葉が訛ったもの
 こいな このような、こんなふうな 「このような」が短縮され転訛したもの
 ごいら、ごえら 突然、急に、勢いよく 表現語「グイッと」が訛った
 ごうたがり 強欲者、強欲的な人 「強」或は「業」に「たかり」の言葉が接続した侮蔑言葉
 こえ、こわい 疲れてしんどい、疲れる 硬いものを食べると疲れることから、疲労=「こわし(強し・硬し)」が転訛した言葉の古い名古屋弁「固い(こわい)」が伝わった
 こぎる 刻む、小さく切る 「小切る」は標準語だが今はあまり使われない。
 こぐ
 ※「ぐ」=濁音
(嘘を)つく、(演説を)ぶつ 告げる意の「こく(告)」が転じた
 こじぎ 物貰い、乞食(こじき) 仏教の托鉢と同じ意の「乞食(こつじき)」が転じた
 こじぐれる 病悪化、こじれる、ひねくれる、くじける、グチャグチャになる 「拗(こじ)れる」が訛った
 こじぐれ、こぢぐれ こじれ複雑になった事柄、出来損なった物、欠陥品 「拗れたもの」が転じ名詞化したもの
 こじぐっちゃ 悪化した、拗れてしまった、ひねてしまった、グチャグチャになってしまった 「拗(こじ)れた」が訛った
 ごしなんさま お仲人さん 婚姻の儀などを‘ご指南’する人が転じた
 ごしなんこ 仲人から見た新郎新婦 仲人(御指南)と親子同様の関係になる慣習
 こじはん、こぢはん 間食休憩、おやつ 古語「小昼飯」の読み方の一つの「こぢゅうはん」が転じ訛った
 ごしゃがっちゃ 怒られた 「後世の業を焼かれた」が転じた
 ごしゅうぎ 結婚式 「ご祝儀(しゅうぎ)事」が転じた
 こすい ずる賢いこと 尾張弁(名古屋)系の古い言葉「こすい(狡い)」
 こぜ、こぜぇ 人数が少ないこと、少数 大勢の反対で、今は耳にしなくなった「小勢(こぜい)」という言葉が訛った。
 ごせっぱらやげる 非常に腹立たしい、腸が煮えくり返る 「後世腹を焼く」が転じた
 ごせやげる 怒る、腹が立つ 「後世の業を焼く」が転じた
 こっから ここから、これから 「ここから」が転訛したもの
 こぉ、こぉっ 来い、 「来い」が訛った言い方
 こっせ おいで、来てみて 「来る」に接尾語「せ」が付いた言葉。上の「こぉ」の丁寧語
 ごった、ごったこ 泥水地、泥水がたまっているところ 水分を含んで土などがぬかるんだ様子を表す「ゴタゴタ」が、が転じ「ゴタゴタしたところ」を指す名詞になった言葉
 ごった
 ※「ご」=鼻濁音
・・・ごとだ、 「事」に助動詞の「だ」がついた「・・事だ」が訛った
 こっちが こちら側、手前側 江戸弁の「こっち側」が訛ったもの
 こっちゃ こちらへ・・・ 同じ意味の方言「こっちさ」がさらに訛った
 こっつぁがしい 悪賢い、利口ぶった言動 「小ざかしい」が訛った
 ごっつぉ ごちそう 「ご馳走」が訛った
 ごっつぉになりやす
  〃 になっつぉい
  〃 になっつぉん
  〃 になっかんなん
宴席または他人様の家で食事を開始いただくにあたって言う食前のあいさつ言葉 江戸時代の言葉「馳走になる」を丁寧に言った「ご馳走になります」が転じ訛ったことば
 ごっつぉさま ごちそうさま、食事終了のあいさつ言葉 「ご馳走様」が訛った
 ごって、ごっちゃ ・・・なら、・・・だとしたら 地域独自の言葉のようである
 ごで 亭主、夫 「御亭主(ごていしゅ)」から転じた言葉
 こでらんにぇ 大変快い。こたえられない。 「堪えられない」の江戸弁「こてぇられねぇ」がさらに訛った
 こどっしゃ 今年は 「ことしは」が訛った言い回し。
 こなくれ このくらい・・、この程度 「このくらい」が訛ったもの
 こぬげ、こうのげ 眉毛 顔の「甲(上部)の毛」が転じた
 こねだ、こないだ 先ごろ、せんだって 「このあいだ」が転じ訛った
 このきり、このきら 最近、近頃、この頃 「このごろ(この頃)」が転じ訛った
 このまし うらやましい 自分のより他の物の方が「好ましい」が転じた
 このめ 数日前、ちょっと前 「このまえ」が転じ訛った
 こまか 小銭、より小さい単位のお金 「こまかいかね(細かい金)」が転じた言葉。
 こまかにしる 両替をすること お札などをより小さな単位(こまか)にすることからきている。「しる」は「する」の訛り
 こまかし、 ごく些細なことに苦言や指摘をしてくる様、ケチで計算高い様 「細かし」は標準語だが、あまり耳にしなくなった。
 こまけ、こまこい、
  こまい
こまかい、些細なことを指摘すること 「こまかい(細かい)」が訛ったもの
 こもだず 子ども無い夫婦への蔑称 「子持たず」が訛ったもので、子どもに恵まれない夫婦、とくに女性に対する異常な体を意味するむごい差別言葉である。
 こみっちら、こみっちり 隙間無くたっぷりと 「みっちり」に接頭語「こ」が付いて強調している
 これくれ、こなくれ このくらい・・、この程度 「これくらい(此れ位)」の江戸弁が訛った
 こればっこ (たった)これだけ、これだけなの こればかり」が転訛した
 ころ ・・・頃、・・・あたり 「・・・ごろ」が訛って「・・・ころ」となったもの。標準語では鼻濁音や濁音が、訛ると濁点が消える場合が福島弁では多い
 こわい、こえぃ 疲れてしんどい。疲れる 「強い(こわい)」は広辞苑に記載がある標準語なのだが、この意味では使われなくなった。
 こわめし 赤飯。おこわ。もち米のご飯 「こわめし」は「強飯」と書き、もち米を蒸したご飯のことだが、漢字も言葉も現代ではあまり聞かれなくなった。
 こんじぇは これでは、こういう状態では 「これでは」が転訛した言葉
 こんまがる
 ※「が」=鼻濁音
屈み込むこと。または屈むような態勢、姿勢。 「込み曲がる」が転訛したもの
     
     

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さ ~ し

     方 言      意 味       語源、由来
 さぁる さわる(触る、障る) 「さわる」が訛ったもの
 ざい 山里、在郷、在所 「ざい(在)」は標準語だがあまり使われなくなった
 さいなら さようなら 「それでは・・」の意の「さいでしたなら」が語源
 さかさごと 我が子の死、年下の死 仏教の「逆縁」が転じた言葉、「逆さ事」
 さがり 体力旺盛な時期、発情期 「盛り」が訛った
 さぎおどどい、
  さぎおどで
一昨昨日。一昨日の前日 「さきおとつい」の言い方が訛った
 さぐい 気軽 古語、気さくである、の意「さくい」が訛った
 ササギ サヤインゲン(鞘隠元豆) 大角豆(ササギ、ササゲ)のことではなく、わが地域の独自語である
 ササグマ ニホンアナグマのこと 雑食の狸とハクビシンの中間、狢(むじな)のこと
 さざほざ 無茶苦茶なこと、散々な様子、大変なことの様子 古い標準語の「ささほうさ・ささほさ」が訛った。「簓先穂(ささらさっぽう)」や「茶茶ほうちゃ(ちゃちゃほうちゃ)」という言葉も同じ意味の古い標準語
 ざざんぼ 葬式 以前の野辺送りにザザンボンと鳴り物をしたから
 さすけね 大丈夫、なんでもない 「差し支えない」が訛った
 さだめのめし、さだめ 結納、仮祝言、 婚儀定めの召し会(めしかい=招待会)」が転じたか?
 さっかさんねが 接触寸前の様子 「触(さわ)るか触(さわ)らないか」が転訛した
 さっきな 先ほど。今しがた。ついさっき 「さっきなる」が転じた東北独自語
 さっきなっから 先程から。今さっきから。 上記の「から」がついた言い回し方。
 ザック お手玉のこと。 お手玉には小豆などが入るためザックザックと音がすることから出た呼称。
 ざっこすぐい 小川などで枠付き網を使う漁法、またはその時に使う枠付きの網 枠の付いた網に、魚などを足でザッコザッコと追い込みすくいあげる様子から、または「雑魚すくい」が訛った。または「沢っこすくい」が訛ったか?
 さっちゃ ・・・された 「・・・された」が転じ訛った
 さっつら 顔つき、顔色 顔の古語の面(つら)に「さ」つけた独特の言い回し
 さってばさ 素早く、即決実行、てきぱき 「さっと言えばササとやる」の言い方から転じた擬態語
 さぶ 寒い 「寒い」の古い言い方「さぶい」が訛った
 さぶし 寂しい、淋しい 「さびし」の古形語「さぶし(寂し、淋し)」を今でも使用
 さみー 寒いなぁ~ 「さむい」が訛った
 さむいぼ 鳥肌が立った様子、鳥肌 「寒さでなる肌の小さなイボ」から転じた。関西でも言う
 さもね 大した事でないこと、粗末 「然も無し」が転じたこと
 されおぢる 滑り落ちる 「落ちる」を「され」を付けてひどい様子を強めた
 されがまね 一切構わない、無視 「更々構わない」と「然(さ)り構わない」が転じた
 さわっち 触れたい 江戸弁「さわりてぇ」が訛った
 さわっちゃぐね さわりたくない 江戸弁「さわっちくね」が訛った
 さんくるげ 真逆さま、上下逆になる様 畑の土を耕し返すの古意「さくる」が転じた
 さんしょ ・・なさいな、・・らっしゃい 古い敬愛表現の助動詞「しゃんせ」が訛った
 ざんぞ 陰口、悪口 陰口を意味する古語の「ざんそ(讒訴)」、または告げ口や中傷を意味する古語「ざんそう(讒奏)」の混用が訛った
 さんたろう おおバカ、 江戸言葉の「大馬鹿三太郎」の略語
 ざんぶくぐり 頭からもぐること、頭から全身に何かを被り潜り込んだ様子 水などに飛び込む様子の擬音「ざんぶ」と「潜る(くぐる)」が合わさった言葉
 じぇ 良い、OK、いい、結構(断) 「いい」が訛った。「とっても良い」の場合は「じぇー」、または「じぇーじぇ」となる
 じぇ 「いえ」が訛ったもの。言い方は「良い」の「じぇ」と同じ
 じぇあんべ、じぇやんべ 適量、好い加減、適当、程々 良い按配/塩梅(よいあんばい)が訛ったもの
 じぇぐね 良くない 「いいくない(良くない)」が訛ったもの
 しかにも なお更に、断然に 「しかも(然も)」の意味が転じ訛った
 しかねね するかもしれない。ありえる。 「・・・しかねない」が転訛した
 しがみつら
 ※「が」=鼻濁音
しかめた顔、渋面 「しかめ(顰め)」が転じ訛った「しがみ」に、「顔」の古い標準語「つら(面)」が付いた言葉
 しがみっつら
 ※「が」=鼻濁音
しかめっ面 「っ」を足した同上の強調形
 じぎ、ぢき すぐ、もうすぐ、 あまり使わなくなった標準語の「じき(直)」が訛った
・・しぎんにぇ しきれない。やりきれない 「仕切れない」な訛ったもの。
 しぐ
 ※「ぐ」=鼻濁音
死ぬ 一見すると「しぬ(死ぬ)」が訛ったようにも感じるが、万葉の頃死ぬことを「すぐ(過ぐ)」と言っていたらしく、この「すぐ」が訛った言葉の様である。
 じぐす 熟れる、熟す 「じゅくす(熟す)」が訛ったもの
 じぐたぐ
  ※「ぐ」=鼻濁音
代わる代わる、入れ替わり立ち代り 「値遇反遇(ちぐうたんぐう)」に由来か?
 しけっぽい 湿っている様子 「湿気っぽい」を使用
 しこ 曾孫、ひいまご、そうそん 「曾孫」の読み方と言い方には「ひこ。ひまご。そうそん」とある。そ中であまり使われなくなった「ひこ」が訛ったもの
 じごだま 太く短くて醜い様 強く丈夫の意「しこ(醜)」に奴の意「玉」が付き転じた
 しさんな ・・・しないで。・・・やらないで 古い言葉「しさる(退る)」の打消し「しさるな」が転訛した
 じしびぎ 地響き 「じひびき(地響き)」が訛った
 しじゃかぶ(ひじゃかぶ) 脚の膝(ひざ) 古い言い方「ひざかぶ(膝頭)」が訛った
 しずがに ①静かに、うるさくなく
②落ち着いて、慎重に、穏やかに
①「しずかに」が濁音化したもの
②同上で、「静か」のもう一つの意味
 しずが おとなしい様、引っ込み思案、おだやかな性格や様 「静か」の言い方が訛ったもの
 しずがなひと おとなしい人、穏やかかな人
あまり口出しをしない人
「静かな人」が訛ったもの
 した、した・・ でもなあ、だけどなあ、・・だよね、・・でしょう、だけど何だなあ、 これに続く、言葉を打ち消す意味を含むように使用される独特語。「・・・で‘した’けれど」や「・・をやりま‘した’が」の意味が「した」の部分に凝縮し転訛された言葉で、接尾語でも単独語でも使用
 したぎ つば、唾液 `噛みしだき'をすると唾液がたまることから転じたか?
 したぢ、しったぢ 人たち、人々、彼・彼女ら 「ひとたち(人達)」が訛ったもの
 したっけ そうしたなら・、そうした結果 古語の「・・・したるける」が転訛したもの
 したっけが
 ※「が」=鼻濁音
そうしたならば、・・・したなら 同上の「したっけ」に、「けれども」の意の助詞「が」が付いたもの
 したら そうしたら、 「そしたら」が転じた言葉
 しっか ・・・をやるか? 関西の言い方「・・・しまっか?」が転訛した
 しっかい ・・・をしますか? 「・・しまっか?」が転訛したものの丁寧語・敬語
 しっかぐ、しっかいで (手を)引く、(〃)引いて 「引き抱える」が転じ訛った
 しっかじ、しっかぢ 斜視、より目 「視近(しちか)」が訛ったものか?
 しっからびる カラッカラに乾涸びる。 「乾涸びる」が訛ったものだが、それをもっと強調した場合に使う。
 しっからまる まとわりつく様子 「引っ掛かる」と「絡まる」が合わさって、転訛した言い回し
 しっきらんにぇ 鋸で切ることができない 「鋸で挽切る(ひききる)」が転訛した
 しった (今まで)・・をやっていた 「・・していた」が転訛した
 しったぐる めくりあげる、たぐり上げる 「引き手繰る(ひきたぐる)」が訛った
 しったづ 立つ 「引き立つ」と「出立(しゅったつ)」が混同し転じた
 しったった (以前に)・・をやってた 「・・していた」に「だった」が合わさった過去形
 じっち 老人、年とった男、祖父 古標準語「じじ(爺)」が訛った
 しっちげる(がいる) 筋を違える、捻挫 「遣(や)り違える」転じ訛った
 しっちめる 締めること、 「ひきしめる(引き締める)」が転訛した
 しっちゃもん、しっちゃ それほどでないこと、たかが知れた事 「(たかが)知れたもの」が転じ訛った。
 しっちらがす 酷く散らかす 「散らかす」に「し」を付けて強めた
 しっつばる 引きつられ縮んでる 「引き攣り張る(ひきつりはる)」が転訛した
 しっぱね 歩くと後ろに付く泥はね 泥の「しりはね(尻跳ね)」が転じた
 して ・・・で、 今ではあまり使わない格助詞「して」で、数を表す言葉に付属して使用。「3人して」、「みんなして」など
 してくんちぇ してください 江戸弁「してくんねぇ」が訛った
 してくんにぇがい してくれませんか 江戸弁「してくんねぇかい」が訛った
 しど 腐葉土 堆肥土(たいひ・ど)が転じ訛った
 しな(に) ・・の折に、・・がけに 古語の接尾語「しだ(時)」が転じた
 しなこい 柔らかいのに筋張って噛み切れない様子。よくしなること。 「撓う(しなう)」の転じと思われる
 じに 金銭、お金 「ぜに(銭)」が訛った
 しのなが 日中(にっちゅう)昼間 少し古い言い方、日中(ひなか・ひのなか)が訛った
 しびたれ けちくさい奴、意地汚い奴 「しみったれ」の基の語「しみたれ」が訛った中傷言葉
 しびつ 蚕のサナギ(蛾のサナギ) 形が似てる古器、飯櫃(いひびつ)の名から転じた
 しびらこい しつこいようす、諦めない 切れ難く干せた植物の「萎(しな)びる」から転じた
 しぼ、しぼっこ 紐(ひも) 江戸弁「しも(紐)」がさらに訛った
 しまーなし いつでもいつでも、引っ切り無 「しまなし」の強調形
 しまくぅ 時間がかかること、手間取ること、モタモタと遅いこと 「暇食う」が訛った。この場合、暇が無くなることが転じ「余裕がなくなる」=「時間がかかった」と転じたようだ
 しまだれ(ひまだれ) 大切な時間を割く、時間浪費 時間潰し’の古語「ひまたり(暇足り)」が転じた
 しまづわり(わりぃ) 扱いにくい。たちの悪い。 「始末が悪い(しまつがわるい)」が転訛した
 しまづんなんね 手におえない。持て余す 「始末にならない」が転訛した
 しまなし(ひまなし) いつでも、何度も、しょっちゅう 「暇無し(ひまなし)」が転じたもの
 しまに、(ひまに) ~の隙(すき)に 古語の「隙(ひま)に)」が転じた言葉
 しみる 凍る 古語の「しみる(凍みる)」を使用
 しみあがる 凍結してしっまたこと。凍ってしまった様子。 古語の「しみる(凍みる)」と「仕上がる。できあがる」が合わさって転訛した。または「凍上(とうじょう)」の訓読みが転訛したか?
 じぇっこや 大きくない建物、小屋、粗末な家 「いえ(家)」が訛った「じぇ」、それに「小屋」の言葉が合わさった言葉
 しゃ ・・・へ、・・・に 方言「・・さ」の変形語
 じゃがたらいも ジャガイモの古称 「ジャガタラ(現ジャカルタ)伝来の芋」と言う意味
 しゃごむ 腰を下ろす、座る、しゃがむ、かがむ 「しゃがむ」が訛った
 しゃっけ、ひゃっけ 冷たい、 江戸弁「ひゃっけぇ」をそのまま使用
 しゃっちょごばる 緊張して固くなった様子
遠慮がちな様子
「しゃちほこばる(鯱張る)」が転じ訛った
 しゃってろ どいていろ、離れていろ、控えていろ 「去っていろ」が転じ訛った
 しゃで 古語の弟「しゃてい(舎弟)」が転じた
 しゃね しょうがない、仕方ない 江戸弁「しょうがねぇ(仕様が無い)」が転訛した
 しゃべぐる 話しまくる、まくしたてる 「しゃべる」と「まくる」が合わさって転訛したもの
 しゃべちょ おしゃべりでうるさい奴、 「おしゃべり」にちょっと見下す者に使う接尾語の「ちょ」が付いた言い方
 しゃら(ひゃら) ・・くらい、・・程度、・・など、
・・・なんか、
名詞の後に付け軽視した意を表すときの言い方。しゃらくさいことを意味する「しゃら(洒落)」が転じたものか?または「さら(更)」が転じ訛ったものかもしれない?
 しゃれ どけ、離れろ、去れ、行け 古語の「立ち去(さ)れ」とが転じ訛った
 しゃれこ オシャレな人。派手好き。 「お洒落」に「公」が付いて転訛したもので、揶揄する意味合いが強い。
 じゅんぐり 順番に、交互に 標準語の「順繰り」だが、少し意味合いが広い
 しょ 「しお(塩)」の言葉が訛った
 しょあっか ①しょうが無いだろう。仕方ないだろう。
②塩、有るか?
①「(他に)仕様があるか」が転訛した
②「塩」の訛り「しょ」に「有るか」の訛り「あっか」が合わさった
 しょあんめ 致し方ないな。しょうがない 江戸言葉の「しょうがあるめえ」が転訛した
 しょうがっつぁま お正月様 歳徳神や大国主命などが書かれた三枚の半紙を言う
 しょうね、 性格、性分 江戸言葉「しょうね(性根)」をそのまま仕様
 じょうり 草履 古語の言い方「じゃうり(草履)」が転じた
 じょご、じょっこ 背が低くて太い不格好な様子の人 潰れた様子の擬音「じょご」から発生したか?
 じょった 上手だ 「じょうずだ」が訛った
 しょっぺ 塩っ辛い、しょっぱい 「しほはゆい」または「しおばゆい」が転じた「しょっぱい」、それがさらに転訛した。江戸弁の「しょっぺぇ」ともで同じ。
 しょね しょうがない 江戸弁「しょうがねぇ(仕様が無い)」が転訛した
 しょね、しゃね しょうがない、仕方ない 江戸弁「しょうがねぇ(仕様が無い)」が訛った
 しりっぱだぎ 荒い激励、追い立て、催促 「尻叩き」が転じ訛った
 しろ キノコや山菜が採れる特定の場所 本来はキノコが繁殖する特定の場所「キノコの代(しろ)」のことだが、山菜も含めて使われるようになった。
 じんぎ 遠慮、辞退 「じぎ(辞宜・辞儀)」の言葉が訛った。
本来、お辞儀の「辞宜・辞儀」には「遠慮・辞退」の意味もある。
 じんぎする 遠慮する。へりくだって断る 同上「辞宜(じぎ)」の活用形
 じんぎしさんな 遠慮しないでください 同上「じぎ(辞宜)」に、打消しの丁寧語方言「しさるな」が付いて転訛したもの。
 しんぎる 一線を引く、警戒考慮する 現在はほとんど使わない古い言葉
 じんぐたんぐ 代わる代わる、交互に 「順繰り互いに」が訛った
 しんけ 気違い、狂人、・・狂い 不思議な精神の意「神気」が転じ訛った
 しんけたがり 神経質な奴、狂人的な奴 「しんけ(神気)」に「たがり(者)」が付いたもの
 しんしょ 財産、資産、家計、身代 少し古い標準語「身上(しんしょう)」が転じたもの
 しんしょもぢ 金持ち、資産家、 「身上持ち(しんしょうもち)」が転じた
 しんしょゆずり 家督を相続すること 隠居して「身上(一家の家計)」を跡継ぎに「譲る」ことが転じた
 しんしょわだし  同上 隠居して「身上(一家の家計)」を跡継ぎに「渡す」ことが転じた
 じんたもち 仙台や東京の「ずんだ餅」 糂粏餅(じんだもち)」の「だ」が「た」に訛ったものか?
仙台の「ずんだもち」は、上記以外に甚太餅(じんたもち)、陣太刀餅(じんだちもち)の「じ」が「ず」に訛ったのか?それとも豆打餅(ずだもち)が訛ったのか?
 じんだら 地団駄踏む様な無茶な事 ジダンダの古語「地踏鞴(じたたら)」が転じた
 しんにぇ 知らない 江戸弁「しらねぇ」が訛った
 しんぬぐ 引き抜く 「ひきぬく」が単純に訛った
 しんのみ 味噌汁の具 「しるのみ(汁の実)」が訛った
 しんのめ 午前中、 江戸弁「しるのめぇ(昼の前)」が訛った
 しんびらこい 柔らかいのになかなか噛み切れない様子。
しつこいこと。執念深いこと。
「撓う(しなう)」からの転じと思われる
 しんぺ 心配 「心配」の江戸弁「しんぺぇ」が訛ったもの
 しんぺね 心配ない、大丈夫だ 江戸弁の「しんぺぇねぇ(心配無い)」が訛った
     

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す・せ・そ

     方 言      意 味       語源、由来
 ず~てぇ 図体(ずうたい)、体格 「図体(ずうたい)」が訛ったもの(図体は胴体の訛り)
 すいしろ 風呂 内風呂の古い呼び名「据風呂(すえふろ)」が転じた
 「ず」がはいる 時期が過ぎた大根や牛蒡の内部に隙間が入ったこと 「鬆(す)がはいる」が訛った
 すがり キイロスズメバチ、蜂全般 本来はクロスズメバチ(ジバチ)の古称「すがれ」が転じたものだが、我が地域では軒先など‘場所を借り’て巣を作るキイロスズメバチを指し「巣借り(の蜂)」と呼ぶようになったようだ。
 すぐだまる 縮こまっている、うずくまる
肩寄合い小さく集まること
「竦(すく)む」の古語使い「すくまる」の転訛
それに「溜まる」の言葉が加味され訛った
 すげねぇ つまらない、しがない、よくない 古い標準語「しげない」の江戸言葉の「しげねぇ」になり、さらにそれが訛った
 ずすびる 引きずる 「ズスっと引きずる」が訛った
 ずだぶぐろ 昔は米などを入れた巾着袋 僧侶が使う入れ物「頭陀袋(ずたぶくろ)」が転訛した
 ・・・すっか ・・・やるか、・・するか 「・・するか」が転じ訛った
 ・・・すっかい ・・・しましょうか?しますか? 「・・するかい」が転化した言葉の丁寧・敬語
 すっかい とても酸っぱい 「酸っぱい」同意の「酢かい」の強調形
 すっかり 余すことなく全部、跡形も無く あまり使わなくなった意味使いの標準語
 ズック 運動靴、 布地の名、「ズック生地製運動靴」が転じた
 ずっこがす ずらすこと、並びを無理に変えること 「ずっこける」の活用形の一つが転じ訛った
 すっこぐる 擦り削る、擦り剝ける 「擦り」に続ける意の「こくる」が付き転じた
 すってんぺ、
 すってんちょ
頂上、一番上、てっぺん 意味を強める接頭語「素っ(すっ)」、と「天辺(てっぺん)」が合わさって訛った
 すってんちょ 一番上、頂上、 意味を強める接頭語「素っ(すっ)」、と今は使われなくなった言葉「天頂(てんちょう)」が合わさって訛った
 すっと ・・・するんだってさ 「~すると」の言い回しが訛った
 すっぺ、すけ 酸っぱい 江戸弁「酢けぇ、酢っぺぃ」が訛った。古語は「酢かし」
 すまっこ 隅っこ、端っこ、狭い所 「隅(すみ)」の訛り「すま」が転じたもの
 すめる 滑る 「滑る」の古い言い方「滑る(なめる)」の混用転訛
 ずない、ずね 大きい、でかい 古語、並外れの意「ずない(図無い)」が転じた
 ずらり、ずらりだ 全部だ、全滅だ 「ずらり」は標準語では数多く並んだ状態を意味するが、この場合並び揃っている物すべてを意味し、それが一度に無くなってしまったという意味まで拡大使用されたもの
 するす(するすびぎ) 籾から籾殻を取り除き玄米にする農作業工程の一つ、脱穀 「すりうす(磨り臼)」の音変化した言葉「するす(磨臼・摺臼)」で、昔の磨り臼を使った籾摺り作業が転じたもの
 するびぐ、するびる 引きずる 「引く」と「ずる」の逆使いの言
 すんで 寸前、もう少しのところ 「すで(既)」が転じた言葉
 すんでで もう少しのところで、寸前で 「すでに」の転語「すんでに(既に)」が転訛した
 ずんない おっきいい、でっかい 古語、並外れの意「ずない(図無い)」の強調形
 すんなめった 滑って転んでしまった 「滑(すべ)る」の古い言い方「滑(なめ)る」の過去形
 すんなめる 滑って転ぶ、 「滑(すべ)る」の古い言い方「滑(なめ)る」の強調形転訛
 せ 「・・・しなさいませ」などと少し丁寧な指示を表す言葉 助動詞「しゃる」の命令形「しゃれ」が転じ訛った江戸弁「・・せぇ」からきた言葉
 ・・・せ ・・・さえ。 「○○さえ」が転訛した
 せ~せぇ、せ~せ スッキリすること、ホッとすること、晴々と快いさま 江戸言葉、「清清、晴晴(せいせい)」が転じた
 せぃに、せんに 以前に、こないだ 古い標準語「せんに(先に)」の言い方が転じた
 ぜぇご、
 ※ ご=鼻濁音
田舎、 田舎を指す「在郷(ざいごう)」が訛った
 ぜぇごっぺ 田舎者、山出し者 上記「在郷」に「ぺ」が足さったもの。
 せぇに、せぇんに  以前に、少し前に 古い標準語の「前に(せんに)」が今も使われている
 せーふ お財布(さいふ) 江戸弁の「せーふ」を使用
 せぇもんかだり 昔あった芸事「祭文語り」 江戸時代末期から明治初期までに廃れた芸事、芸人。現在の「浪曲」や「浪花節」のルーツ。
 せーる 入れる、加える 古語で加えるの意「添える」が訛り転じた
 せっかくどうも わざわざお越しいただきありがとうございます >南達地域(福島県中部)では聞かない言葉
「折角=力を尽くす、わざわざ」に「どうも(ありがとう)」が合わされた福島県北部地域の御礼感謝の言葉
 せっかぐない 折角やったのに残念ですね 「折角・・なのにね」という風な日本的短縮した言い回し方言
 せづね つらい、耐えられない 「切ない」が転じ訛った
 せでくる 連れてくる、同伴して来る 「そえてくる(添えて来る)」が転じ訛った。
 せでぐ 連れて行く、伴なって行く 「そえていく(添えて行く)」が転じ訛った。
 せでげ 連れて行け、 同上の命令形
 せでって 連れてって、 同上の願い形
 せど ①家の裏口・裏手。後方。
②瀬戸物。陶磁器
①「背戸(せど)」はあまり使われなくなった標準語。
②「せともの」が転訛した
 せな 兄。(長兄=おおせな) 古くは「せ」は女性から親しい男性(夫、兄、弟)を指す言葉だったが、それに接尾語「な」が付き、「兄な(せな)」に転じた
 せばい、せべ 狭い 「狭い」の古読言い方。現代でも「狭(せば)める」は使う
 せわこい、せわこぇ 世話が焼ける、気苦労する
面倒くさい、厄介なことだ
「せわ(世話)」の言葉に、疲れる意味の「こわい(強い)」と言う方言が合わさった言葉
 せわしね 落ち着かない、いそがしい
忙しない
「せわしない(忙しない)」が訛り転じた
 せんだづ 先頭(の者)、案内(の人)、 先達(せんだつ)が訛った
 せんだっつぁま 先導者、導主、代表者 先達(せんだつ)に「様(さま)」を付けた敬称語
 ぞうさね、ぞうさなぐ 早いな~、遅くならずに、 直ぐに、簡単に(だ) 「たやすい」の意味の標準語「ぞうさない(造作無い)」が転化し「短時間にできる」の意味使いに変化したもの
 ぞうさもね たやすいことだ、簡単だ 標準語の「造作無い」が転訛したもの
 そうりょ 長男、長女、嫡男 あまり使われなくなった標準語「総領(そうりょう」のこと
 そうりょよめ 長男の妻 「総領息子の嫁」が転じた言葉
 そぐなる 失敗する、誤る、損なう 「そこなう(損なう)」が転じ訛ったことば
 そじる ただれる、肌が荒れる、傷付く 「そんじる(損じる)」が転じ訛ったもの
 ぞせまま、ぞうせまま 雑炊 「雑炊の飯(ぞうすいのまま)」が転訛
 そそう 雑な様、おおざっぱ、軽率な様 古語の「粗糙(そそう)」「粗鬆(そそう)」を使用
 ぞそっぽい、ぞそっぺ 水分が無くパサパサでざらつく様子 主に水が無いと飲み込みにくい食べ物に使う地域言葉。
 そだくれ そのくらいは、それくらいは 「そのくらいは」の転訛
 そっくり 全部、残さずすべて 「ざっくり」の地域別の言い方
 そっくりしてる まったく変化が無い様、 「そっくりそのまま」の別言い
 そっくりげる 反り返る、反っくり返る 「そりくりかえる(反りくり返る)」の転訛
 そっけね 素っ気ない。無愛想 「素っ気ない」が訛った
 そっちゃ そちら側、そっち側 「そちら」が転訛した言い方
 そでなし 袖の無い半纏、ベスト 「袖無し着物」が転じた
 そでね それは違う、そうではない 江戸弁「そでねぇ」を使用。江戸弁「そう=そ」
 そらほど そんなに、そのように 「それほど」の転訛
 そらくれ、そだくれ そのくらいは、それくらいは 「それくらいは」の転訛
 ぞろ 麺類の総称 食べるときの擬音「ゾロゾロ」が転じた
 そんじぇも それでも、そうであっても 「それでも」が訛ったもの
 そんじゃねがったら そうじゃないとしたら 「そうじゃないとしたら」がなまった
     

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た ~ ち

     方 言      意 味       語源、由来
 ・・だがん、・・だがい ・・ですか?・・なのでしょうか? 「・・だ」に疑問符の「か?」が付属し転じた丁寧語
 ・・だぞい、・・だぞん ・・ですよ 標準語の「・・だぞ」に「い」・「ん」を付ける独特の丁寧語。語尾に「ん」を付けるのは主に75歳以上の高齢者なる。
 ・・だべ ・・・だろう(?)、・・だよな  
 ・・だべない ・・・でしょう(?)、・・・だよね(?)、 接続語の「・・・だもの・ね」が転訛し「・・だべ」の丁寧語。
 ・・だべん ・・・でしょう(?)、・・・だよね(?)、 接続語の「・・・だもの・ね」が転訛したものだが、こちらはもっと高齢者が使う「・・だべ」の丁寧語
 ・・だら ・・なら、 「・・・なら」が濁音化しさらに訛った
 ・・だんない ・・・ですよね(?) 接続語の「・・・だもの」に「ね?」が付随し転訛した丁寧語。
 ・・たんび そのつど、・・の度(たび) 古い尾張弁(名古屋)の「度」の言い方「たんび」が伝わる?
 00:ちかん 00:時間 「じかん(時間)」が少し発音しにくいために清音した言い方
 たあだ、たーだ 何の意味もないこと 「ただ(徒、唯)」が訛って強調形
 ダイカン(バチ) オオスズメバチ これより小さいキイロスズメバチは「チュウカン」
 たいした 大変な、驚くべき、非常な 古い標準の「大した」のこと
 たいしたきして
 たいしたきになって
分かった風な言い方で、偉ぶりやがって 「大した(人物の)気分で」の転訛。ちょっと大物気分で上から目線の態度をとる軽輩者に対する蔑称に使う言葉
 たいしたふりして 偉ぶった態度で、分かった風な態度で 「大した(人物の)風で」が転訛した
 だいった 誰だった、どなただった 「誰だった」が短縮され訛った
 だいった 抱いていた 「抱いていた」が短縮され訛った
 たいてぃ ふつうなら、おおよそ 「大抵」は標準語が、少し使い方が違う
 たいんだ、たいぃんだ 大変だ、おおごとだ、
わざわざありがとう、お手数をかけましたね、
気を遣わせて悪かったね
「たいへんだ」が訛って転じたもので、「お礼言葉」としても使われる。
 たがじょ 地下足袋 「甲高草履(こうたかじょうり)」が転じた
 たがってる 病んでいる、頭や体がおかしくなっている、(虫やゴミが)付いている 「たかる(集る)」が転じて「悪い物がたかる(集る)」の意味が転じ訛った。
 たがってる
 ※「が」=鼻濁音
・・・したいと強く思っている様子 助動詞の「たし」に「がる」が付いた接尾語。標準語
 たがり 普通じゃない奴、病的な奴 集り(たかり)が転じ、主に変人、変わり者の悪口に使う
 たがり
 ※「が」=鼻濁音
・・・者、・・・・のような人 「たしがり」が転訛した言葉
 たがる 病む、おかしくなる、
(虫やゴミなどが)付く
「たかる(集る)」が転じて「悪い物がたかる(集る)」の意味が転じ訛った。
 たがる
 ※「が」=鼻濁音
・・・したいと強く思う様子 助動詞の「たし」に「がる」が付いた接尾語。標準語
 たくさん いらない、結構、うんざり 「沢山(たくさん)」には元々そういう意味がある
 たぐだまる たまる、滞る、とどまる 「手繰(たぐ)り溜まる」が訛った
 たぐる
 ※「ぐ」は濁音
たくしあげる。 標準語の「手繰る(たぐる)」。ただし、標準語では「ぐ」は鼻濁音だが、濁音で発音し意味使いも少し異なる。
 たけ、・・・たげ ・・・だけ、それだけ 標準語の「・・・だけ」から濁音が消えた方言。
濁音を使わなかったり、濁音位置が逆や違う言い方は福島弁には多い特徴である。
 だげんとも、だげんちょ だけれども、だけど 「だけれども」が訛ったもの
 たしか たぶん、きっと、十中八九 標準語の「たしか(確か)」を副詞として使う場合には「まず間違いなく。おおかた。たぶん。」などの意味になる。
 ただぎおぢる 高い所から(誤って)激しく落下・滑落sること。 「おっちゃ」は「落ちた」が訛ったもので、「ただぎ」は叩き付けられることを意味し、それが合わさった言葉
 ただぎおっちゃ 高い所から(誤って)激しく落下・滑落した 上記と同じ意味だが、こちらはその有様を伝える時に使う。
 ただくれ いい加減に、本気ではない 「徒くらい(ただくらい)」が転訛した
 だだする 子どもがむずがってすねたり騒いだりす様子 あまり使わなくなった標準語の「駄駄する」。「駄駄」とは「地団駄」の転じで、こどもがわがままを言って‘地団太を踏む様子’からきた言葉の様である。
 ただでなんね 礼も何もしないではだめだ
無料ではまずいだろう
「ただ(徒、常、只、唯)ではならない」が訛ったもの
 だだわらし わがままな子ども 「駄駄する子供」が転じ訛ったもの
 たち、たぢ、たじ 気質、性質、性格
※少し見下した場合に使う
古い言い方の「たち(質、性質)」が訛ったもの
 だぢん 小さな子への褒美(金銭) 昔の駄荷への運賃「駄賃(だちん)」が転じた
 たっけ とても高い、すごく高い 「高い」の強調形「高っかい」が転訛した
 たっしゃ 壮健なこと、しっかりしている 標準語の「達者」だが、意味使いが少し違う
 たっちゃ ○○垂れた 「・・垂れた」が訛った
 たっぴらになる 土下座 「平らに平たくなる」が転じた
 たっぺすべり 凍った地面などを滑る遊び 関東の古語、霜柱の意「たっぺ」から転じたか?
 だでね、・・だでねぇ やりきれない、遂げられない 接尾語「・・だて(立て)」に打ち消しの「ねぇ」が付き転訛
 たでる ①ひびかせる、(風呂を)沸かす、(いびきを)掻く
②立てる、建てる
「たてる(立てる)」が、訛ったもの
 だど ・・・だってよ、そうだってさ 助詞「・・だ」にさらに終助詞「と」と言う言葉が付き転訛
 だの ・・・など、・・・なんか 言葉自体は標準語だが、使い方や意味はそれとは少し違うところがある。
 だばい、・・だべん ・・でしょ 「だろう」が転訛した「・・・だべ」の丁寧語
 たへなし どうしようもないやつ 「たわいない奴」が転じた
 たまげはる びっくり仰天、目を見張る 驚くの古語「たまぎる(魂消る)」の江戸弁「たまげる」を強調した言い方
 たまげる 驚く 古語の驚く意の「たまぎる(魂消る)」の江戸弁「たまげる」がそのまま使われている
 たまな キャベツ 「キャベツ」の別称「玉菜」のこと
 たよっけねぇ 心もとない、弱弱しい、貧弱 「頼りがいが無い」が転じ訛った
 だら 糞尿肥料、糞尿、人糞 糞尿の状態を表した擬態語「ダラダラ」からきている
 だらしね だらしない 単純に「だらしない」が訛った言葉
 たれか 手抜きする、怠ける、さぼる
怠け者、ずるい奴
「だれる(垂る」に由来し「垂家」「誰か」が転じた
 だわ ・・だな、その通りだな、・・だよ 女性言葉ではない
古い尾張弁(名古屋)の同じ意味「・・だわ」の言い方
 たんいん 退院、 「たいいん」が言い難いため訛ったもの
 たんがぐ
 ※「が」=鼻濁音
 ※「ぐ」=濁音
持ち上げる 「高くする」が転じた
 たんころ 痰のこと 「痰(たん)」に「ころ」がついたもの
 だんごろ(ご=鼻濁音)
 だんごろごろ
※最初の「ご」だけ鼻濁
団子状なこと、混同し団子状になって転がる様なこと 「団子」に「ごろ」が付いたもの
 だんじゃ 誰だ 古語「誰じゃ」が転じ訛った
 だんじゃが 誰だか、どなただか 古語「誰じゃかが」が転じた。「誰かが」→「だんじゃがが」になるが、このばあい最初の「が」は濁音で末尾の「が」は鼻濁音になる
 たんと 沢山 古語の多いことの意「たんと」をそのまま仕様
 たんぼ 田、水田、田圃 古語の「田面(たのも、たおも)」が音変化した
 ちぇ ・・・さい、・・・さいな 福島県の独自な言い方の一つ
 ちからくっちぇ 力を入れて、肩入れして 「力」に与えるの意の「呉れる」が合わさって転訛した
 ぢぐたぐ
  ※ ぐ=鼻濁音
代わる代わる、入れ替わり立ち代り 「値遇反遇(ちぐうたんぐう)」に由来か?
 ぢぐぢぐ
  ※ ぐ=鼻濁音
順々に、切れ間なく次々と めぐり合うという意味の「値遇(ぢぐ)」の繰り返し語の転じ
 ちだらまっか 血まみれ、血だらけの様子 「血が垂れ真っ赤に染まった」の短縮語
 ちぢらげ 縮れたような毛や頭髪のことを言う。縮れ毛。 「くせ毛」の「ちぢれげ(縮れ毛)」が訛ったものだが、もっと強い「天然パーマ」のようなものを指し、どちらかというと蔑称の意が込められることが多い。
 ちっちぇ、ちっちゃけ 小さい、年下の 「小っさい、ちっちゃい」が転じ訛った
 ちっと 少し わずかの意「ちっと(些と)」がそのまま使われてる
 ちっとばっか 少しばかり 「些とばかり(ちとばかり)」が転訛した
 ちっとばりでねぇ いっぱいのこと 「少しでない」が訛り転じた
 ちみぢ 身内、血縁 血縁身内(けつえんみうち)の転訛
 ちゃ、・・・っちゃ ①・・・では、・・・とは、
②・・・した。・・・だ
①標準語の「ちゃあ」。「では」の約で話し言葉で使う
②「・・・だ」とか断定や過去形にするときに使う
 ちゃ~、ちゃっちゃ 父親 極稀にしか聞かない古い言葉
 ちゃっ、ちゃぁちゃ 違う、違う違う 「ちがう」の訛り。関西弁の「ちゃう」と同じ。
 ちゃら おべっか、ごますり言葉 口先だけでへつらうことの‘おべんちゃら’が転じた
 ちゃらかだり ごますり野郎、口が巧い奴 「べんちゃらを語る人」で個人を侮蔑する言葉
 チュウカンバチ キイロスズメバチ オオスズメバチより小さいのでこう言う
 ちょうどしね うまく合わない、 「丁度(ちょうど)しない」が訛った
 チョーマ、チョオマ 昆虫の蝶のこと 「蝶(ちょう)」に「ま」が付いた独自な言い方
 ちょぐ ・・・しておく、 「・・・してえおく」が訛ったもの、
 ちょっきり、ちょっきら ちょうど(丁度)、ぴったり、
きっかり、かっきり、ぽっきり
鋏で「チョッキリ」と切って揃えたように丁度良い様子を表す擬音語から転じたことば。
 ちょっけ、ちょっけぇ ちょっかい、からかうこと 「ちょっかい」が転訛した
 ちょっこら ちょっと、しばらく、 江戸弁「ちょっくら」が訛った
 ちょっこらごど 簡単な事、単純な事柄 「ちょっとのこと」が訛った
 ちょこらごってねぇ 簡単じゃない、たやすくない 「ちょっとの事ではない」が転じ訛った
 ちんけ、ちんちぇ 小さい サイコロの1を「ちん」と言ったことから転じ語「ちんけ」が素
     
     

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つ・て・と

     方 言      意 味       語源、由来
 ・・・っつぁん OOさん、 名前に付ける敬称「さん」の転訛だが、それを使う名前は限られる
 ・・・っかしょ? ○○(できる)かよ? 動詞の語尾につけて疑問符として使う独自語
「やれっかしょ(やれるのか?)」。「でぎっかしょ(できるのかな?)」。
 ・・・つぉ ・・・(する)ぞ 「ぞ」の昔の発音「そ」が転訛したか?
 ・・・つぉい ・・・(し)ますよ、 上記に「い」を付けた尊敬・丁寧語形
 つー ・・と言う 古語「といふ」⇒「ちゅう」が転訛した
 ツーペー 貸し借り無し。相殺勘定 「to pay」または「too pay」が転じた和製英語?
 つかんべ 少しのこと 「掴めるほどの量」が転じ訛った
 つける 積み込む、載せる 「詰めける、積めける」の転訛か?
 ・・・っちゃ ・・・へ、・・・に 形容詞や名詞の末尾が「ち」になるものに、「・・へ」を表す「・・さ」をつける場合、「ち」と「さ」が約され「ちゃ」という言い方に変化する。そのとき必ず末尾の「ち」の前に「っ」が付く
「あっちさ」→「あっちゃ」、「町さ」→「まっちゃ」
 つっかがる 引っ掛かる。くってかかる 古い標準語の「突き掛かる」の音便が訛った
 つっかぐ つかえる、引っ掛かる あまり使われなくなった標準語の「突っ掛く」、「突き掛く」
 つっかげ サンダル つま先に突っ掛けて履くことから転じた
 つっかげる 掛ける、(火に鍋を)かける あまり使われなくなった標準語の「突っ掛ける」
 つっかり しんばり、支え、つっかい棒 「突っかかり」が転じ訛った
 つっけす 突き返す。返却する。 「突き返す」の江戸弁「つっけぇす」が訛ったもの。
 つっちぇ(来た。来る) ・・・を連れて 「連れて」が訛ったもの
 つっちぇ ・・・を釣りたい 江戸言葉の「釣りてぇ」が訛ったもの
 つって、つった ・・と言って、・・と言った 古語「といふた」⇒「ちゅうた」が転訛した
 つっぺる はまる、はまり込む、落ちる 田んぼや川などに誤って落ちた様子を表す言葉
 っと ・・・ですって、・・・だそうだ 「・・ですって」の「・・って」が転じた言葉
 っといで ・・・しておいて 「○○しておいて」が略され転訛した
 づない、づんない、ずね 大きい 古語の並外れの意「図無い(ずない)」が転じた
 つぶ タニシ 螺(にし)類の総称「つぶ、つび(螺、海螺)」を使用
 つよ 味噌汁、しずく(雫)、 「つゆ(汁・液)」が訛った
 つよっぽい 雨露で草に雫が多い様子 「露(つゆ)っぽい」が訛った
 つら 顔、おもて(表、面) あまり使わなくなった標準語
 つらっぱりね 厚かましい、恥知らず 「面恥・無し(つらはじ・なし)」が転じ訛った
 つんぬげる 突き抜ける、通り抜ける 「つきぬける」が訛った
 つんのめる 頭から突っ込み転ぶ、躓く 倒れるの意の古語「のめ・る」を強調した言い方の転訛
 つんみぎる、ちんみぐる 抓ること 地方独自表現語
 (名)+で(でぇ) 年長男性への敬称として使われる接尾語。 「太郎で」(太郎でぇ)などのように使われる。ただし、名字には使われない。
 で、・・・(べ)で ・・(で)しょうね、・・(だ)ろうな 「で・しょうな」の「しょうな」が含み言葉になって、「で」に集約・省略された言葉使い
 て、・・・って(言う) ・・・と、・・・と言う 「と」が「て」に転訛した言い方
 てーら 平ら、穏やか、山が無い 「たいら(平ら)」が転訛した
 テーラー エンジン式耕運機のこと 日本の農具メーカー「細王社」が後に「コマツ」と合併し、国内初で、アメリカの「テーラー社」の耕運機を販売したさい商品名に「テーラー」を使ったことに由来する
 でーろ だめだ、でくの坊 カタツムリ=でろでろ、で遅い鈍い動作が転じた罵倒語
 てぇげ、てげ たいがい(大概) 「たいがい(大概)」が訛った
 でぎっかしょ

できるかな?やれるのかな?

「できる」に疑問形のことば「・・かしょ」が合わさった
 でげ 大きい、でかい 江戸弁「でけぇ」が訛った
 でしかる、でちかる 座ること 「出を仕替える・出を控える」が転じ訛った(?)
 てっかり 灰皿付き煙草盆 今わめったに使わない古い隠語(やくざ言葉)
 てっきり、てっきら さだめて。きっと。間違いなく。 関東の一部で使われる古い標準語。
 でっくりがえる 転んでひっくり返る ひっくり返るに「で」を付けて強調
 でっけ とても大きい、でっかい 江戸弁「でっけぇ」が訛った
 でっこもり 山盛り、大盛り、天こ盛り 「てんこもり(天こ盛り)」が転じた
 でっこり たっぷり、盛り多く 盛り多い様子を表す擬態語
 でっころぶ、でっころんだ 転ぶ、転んだ 転ぶに意味を強める接頭語「で」をつけたもの
 て しっかぐ 手を引く。手をつなぐこと。 「て=手」に「引き抱える」が合わさって転訛した
 てづで お手伝い 江戸弁の「てつでぇ」が少し訛った
 でって 大兄さん、兄様 極稀にしか聞かない古い言葉で「大せな」の尊敬呼び方
 てっぷし 手捌き、手際 手の際を意味する「手節(てすじ・てふし)」が訛った
 でな ひたい、おでこ 突き出た額を指す「でこ」が転じた
 ・・・でなくて そうじゃなくて、・・ではなくて 「・・ではなくて」が短縮されたもの
 ・・・でも ・・・など 「でも」の古い使い方が残っている
 でもあっぺ ・・・だろう、・・・じゃないか 「・・・でもあるだろう」が転訛した言葉
 でもあんめ ・・・ということじゃないだろう
・・・という訳じゃないだろう
「・・・でもないだろう」が転訛した言葉
 でやど 主に嫁さんの実家、またはそれがある地域をも指す。 この地域独自の言い方「出宿(でやど)」。出身の宿=家という意味からきている。
 でれすけ、でごすけ のろま、うすのろ 「でれ~とした」に奴「すけ」をつけた言い方
 でろ 泥、どろんこ 「どろ」が訛った
 てわすら 手遊び、手なぐさみ、 「手」と「悪さ」が合わさり転じたことば
 てんかぱんか 地面が凍りつき硬くなった様子 硬い様子の擬態語の「テッカテカ」と「パッカパカ」が、
合わさって(?)、硬さをより強調した言い方で転訛
 てんくるま 肩車 「肩車」の地域別の言い方「天車」
 てんでに、てんでんに 各自、それぞれに 「手に手に」の転じ語「てんでん」が訛った
 てんとさま お日様、太陽 天道神(てんとうしん)を指す「天道様」の言い方
 でんぬげる 突き出る、外側へとびでる 「飛び出し抜ける」が転訛したもの
 てんぼ 片腕、片手が不自由な人 指や手首が無いことを指す「手棒(てぼう)」の転訛
 でんむぐった ひっくり返し溢(こぼ)した 「天を向いた」が転じた
 どいごど、どいごった どういうことなんだ 「どういうこと」が縮まり訛ったもの
 どうぬし 葬儀の野辺送りの行列で、松明を持って先頭を歩く役目の人の名称。埋葬場所への道案内と葬列の魔払いの意味がある 埋葬の際に野辺送り行列の先頭に立ち、松明を持って先導する人「導の火(どうのひ)」が訛ったもの。
また、葬儀の際の僧侶は「導主(どうしゅ)」というが、この漢字は「どうぬし」とも読めるので、混同されてきた可能性もある
 とうみぎ
 ※ ぎ=鼻濁音
とうもろこし 別称「唐黍(とうきび)」が転じ訛った
 ときたま 時どき、たまに 「時どき、たまに」が短縮され転じた言葉
 とぎったま たま~に、間をおいて 「ときたま」がもっと稀になった場合の言い方
 とげる 解ける。溶ける 「とける(溶ける・解ける)」が訛った
 どげる よける、しりぞける 「どける(退ける)」が訛った
 ・・・どご ところ、箇所 場所を数える時に使う。「3どご(みどご)」=「3ヵ所」
 どごもかぐも あっちもこっちも、 「どこもかしこも(何処も彼処も)」が転じ訛った
 としとり(年取り) 大晦日、大晦日の日没後 昔は大晦日の日が沈むと新しい年になり、新たに一歳加わったという考え方だったため、この言い方ができた。
「年取りの晩」という言い方もする。
 としなおし(年直し) 厄年のこと 本来は「厄落とし・厄払い」のことだが、大厄となる男:42(数え)、女:33(数え)のことを意味・指すようになった
 どしょなし 度胸無し、小心者 「土性無し、度胸無し、ど根性無し」が転じた
 としょり 年寄り、高齢者、老人 昔の上級役職「年寄」から転じた言葉「としより」が訛った
 としょりかぶ 年寄りの年代、高齢に入る年齢 地位・身分・資格を示す古い言葉の「年寄株(としよりかぶ)」が転じ訛った
 どす、どすびょう ハンセン病(らい病) らい病のもっと侮蔑した呼び方
 どすまげ ハンセン病の身内親戚を持つものに対しての蔑称 どす=らい病、まげ=まき(血筋)が合わさった言葉
 とっかがる 着手する。取り掛かる 「とりかかる」が訛った
 とづぐ
 ※「ぐ」=鼻濁音
嫁入り、結婚、嫁ぐ 「とつぐ(嫁ぐ)」の訛り。この場合「ぐ」は鼻濁音
 とづぐ・とずぐ
 ※「ぐ」=濁音
届くこと 「とどく(届く)」が訛ったもの。古い江戸弁「とつぐ」にも由来
この場合「ぐ」は濁音しかない
 とっくがら ずっと以前から ずっと以前からの意味の「疾っく」に「・・から」が組み合わさって訛ったもの
 とっくせっく かなり以前に、かなり早くに 「とっく(疾っく」に語呂合わせの「せっく」をつけて意味を強調した独自語、ゆえに「せっく」に意味は無い。
 とっくど すでに、ずっと以前に、早くに
ほとほと、本当に
「とっくに(疾っくに)」が転訛した
 とっくどだ ほとほと参った、限界だ、 「篤と(とっくと・とくと)」が転じ訛った
 とっくどむがし とうの昔に、ずいぶん前に 「とっくのむかし(疾っくの昔)」が転訛した
 どっくぼ 窪地の最奥、どん詰まり 窪(くぼ)に強調する接頭語ドンが訛った「どっ」が付いたもの
 とっけす 奪う、取上げる、横取する 「とりかえす(取り返す)」が転じ訛った
 とっけさっちゃ 奪われた、取られた 「とっけす」に「・・・さっちゃ」が付いた言い回し
 とっけしこら(くら) 取り合い、奪い合い 上記の「とっけす」に、接尾語で‘くらべ’の意味の「くら(競)」が付いた言い方「とっけす・くら」が訛った
 とっけしっこ  同上 「とっけす」に、競うという意味の方言「・・っこ」という接尾語
 とっける 取り替える 江戸弁の「とっけぇる(取り替える)」が訛った
 とっこす 追い越す、上をゆく 「飛び越す」が転じ訛った
 とっぱぐる
 ※「ぐ」=鼻濁音
取り損なう、握り損なう 「とりはぐる(取り逸る)」という現代では使わない標準言葉が転じ訛った
 とっぱじめ 最初、一番初め、 「はじめ(始め・初め)」の前に、ずっと以前からを意味する「疾っく」を文頭につけ強調した言い方、「疾っ始め」が転じたもの?
 とっぴゃがる 跳ねる 「飛び上がる」が訛って転じた
 とでも まさか。とうてい。なんとしても。よもや。 「とてもかくても」の略語「とても」が訛ったもの
 どなくれ どのくらい、いかほど 「どのくらい」が転訛したもの
 どのる 一休みする、一息つく 古語の落ち着くの意「となふる(とのる)」が転じた
 とろげる 蕩ける。溶ける 「とろける(蕩ける)」が訛った
 どんくれ どのくらい、どれくらい 「どのくらい」が転訛したもの
 どんだげ どれだけ、どれほど 「どれだけ」が訛ったもの
 とんぼぐぢ 軒先、玄関先、 古語の出入り口の言い方「戸ノ口」が転じた
     
     

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な ~ の

     方 言      意 味       語源、由来
 なぁ、なぁっ 「なわ」が訛った
 ・・ない ・・ですね、 終助詞「・・・な」の丁寧語形
 ない、ないで あのねぇ、ちょっと、あのさ~ 地域独特の呼びとめなどの言い回し
 ながし
 ※ が=鼻濁音
台所、キッチン 昔の台所形態の「流し台」が転訛したもの
 ながしっぱだ
 ※ が=鼻濁音
炊事場、台所付近 「流し端(ながしぱだ)」の転訛
 ながずそ・・・
 ※ が=鼻濁音
澄ました、働かない(女) ふだん綺麗な長裾着物で労働しない事が転じた言葉
 ながっちり 長居すること。長く居座る性格の者を揶揄する言葉。 長く座っている様子の「長尻(ながじり)」が転じた表現。江戸言葉・東京方言ともある
 ながっぽそい 細く長いこと 「長細い」が転訛
 ながば 仲間、一定のグループ 「なかま」が訛った
 なぎみそ 泣き虫の人 「泣き虫の味噌っかす」が転じた
 なげ ①長い、(げ=鼻濁音)
②泣け、(げ=濁音)
①「ながい(長い)」が転訛した。江戸弁「なげぇ」と同じ言い方
②「なけ(泣け)」が濁音化した訛り言葉
 なさげね 嘆かわしい、みじめだ 「情け無い」が訛った
 なして どうして?、なぜ? 「何ぞして」が転じたか?関東以外の全国で使用
 なじょして どう言う訳で?どうやって? 古語、何を’の意「なじょう」が転じた
 なじょったい? 調子はどうですか?具合はどうですか? 同上
 なづぎ 頭部、額 古語の頭部をさす言葉「なづき」が訛った
 なつこい、なつけぇ 人懐こい(ひとなつこい) 「ひとなつこい」が短くなって転訛
 なっちぇる 慣れている 「慣れている」が訛った言い方
 なっちぇね 慣れていない 「慣れてない」が訛った言い方
 なっちゃ 慣れた 「慣れた」が訛った言い方
 なにきら なにやかにや、何やら 古い言葉「何彼(なにか)やら」が転化した言葉
 なにげね 何気ない 江戸弁「なにげねぇ」が転じた
 なにほど どれほど、どんなにか 「どんなにか、どれほど」が混じり合った独自の言い方
 なぬが、なぬか 7日・七日(なのか)のこと 「なのか(七日)」が訛った
 なまずし 刺身が乗った握りずし、 生の切り身ネタを使う握りずしとそれ以外の寿司(巻き物やちらし)とを区別するための言葉。東北に多い言い方。
 なまぐさ
 ※ ぐ=鼻濁音
肉魚介類、それの料理 肉魚介を指す「生臭物(なまぐさもの)」が転じた
 なまご 波型トタン板、トタン 波板を指す言葉「海鼠板(なまこいた)」が訛っって転じたもの
 なまばな 生花(せいか)、生きた花 生花を「なまのはな」解釈して読んだもの
造花は「つくりばな」と言ったりすることの対称語
 なめこい、なめけ 滑りが良い、調子良い 「滑(なめ)らか、滑(なめ)っこい」が転じた
 ならっちゃ (・・・に)なれた。 「為れた」が訛った言い方
 なり 身なり服装、体つき、相応 今ではあまり使われなくなった標準語「なり(形・態)」
 なりつら 見た目、物の表面 身なりを表す「なり(形・態)」と「つら(面・表)」が合わさり転じた
 なるだげ、なるったげ できるだけ、できる限り 「成るだけ」が転じ訛ったもの
 なん ・・・ですね。 終助詞「・・・な」の丁寧語形
 なんか なんだか。なにか。なにものか。なにごとか。 「なにか(何か)」の音便
 なんがい
 ※「が」=鼻濁音
長~い、 「長い」を強調する独特の言い回し
 なんしゃかまわず 何も気にせず。お構いなく。 「何も構わず」が訛った
 なんしゃでも 何にでも、どれでも 「なんにでも」が訛った「なんさでもの」がさらに訛った
 なんぞべ 何倍以上も、激しく増えること、倍増していくこと 未知数を意味する「なん(何)」に、倍の倍を意味する「そうばい(層倍・相倍・双倍)」が付いた「なんそうばい」が転訛
 なんだかんだね めちゃくちゃな様子 同意の江戸弁「何だも神田もねぇ」が訛った
 なんだでもね 無愛想、なんの音沙汰も無い 「なんだとも、かんだとも、何も無い」が短縮し転訛した
 なんだもね 何も気にしない事(格好)、無愛想 江戸弁、そっけない様子「何だでもねぇ」が訛った
 なんちゃねぇ どうってことない、大したことではない、何でもない 「何ということもない」が転じ訛った言葉
 なんでかんで どうしても、何としても、絶対に 「なんでもかでも(何でも彼でも)」が転じた「なんでもかんでも」、それがさらに転訛したもの
 なんどぎだい 進み具合はどうですか?
そろそろ終了ごろですか?
「いつなんどき(何時何時)」が転訛した挨拶言葉
 なんとはなし なんとなく、 「なんということもなく」が転訛したことば
 なんね ・・をやってはだめ、・・・を禁じえない 形容動詞の「ならない」が転訛した
 なんね ①(果実や穀物が)みのらない
②成らない、達しない
①「生らない」の転訛
②「成らない」、「為らない」の転訛
 なんのきなし 何気なく、何となく 「何の気も無し、何気なし」の同類の言い回し語
 なんぼ いくら、どのくらい?、 「何分」または「何程」が転じか?
 なんぼがな いくら分の量? 「なにほど」に「がな」が合わさった古い言い回し
 なんぼでも いくらでも、 大阪などの関西に同じ言い方がある
 なんぼなんでも いくらなんでも、どのような事情や理由があるとしても 古い標準語や関西弁にある「なんぼなんでも」が使われている。「なんぼ=いくら」
 なんぼにも どうしても。いつまでたっても 「なにぶん(何分)にも」の言い方が転じた
 なんやかんや あれやこれや 「何や彼や(なにやかや)」が訛った言い方
 にぇ ・・・ね、・・・ない 福島弁の独自な言い方の接尾語の一つ
 にしゃ あなた 貴様 ①「仁」は孔子の最も上位の考えのため儒教に多く出てくる「仁者(じんしゃ)」の漢字、それは中世以前は「にしゃ」と読んでいた。その「にしゃ(仁者)」が相手への敬称として使われたものであるが、その後は同僚や目下への呼び方に転じたものであり、「貴様」の使用転じ方にとてもよく似ている。
②古語の「主は(ぬしは)」が訛って「ぬしゃ」となり、さらに転じたという説もある。
 にだだせる、にだでる 煮たてる、沸かす 「煮たて・させる」が転訛した
 にだづ、ねだつ 煮立つ、沸騰する 「煮立つ」が訛ったもの
 にでつぎ(にだいつぎ) 二代継ぎ再婚 長男の妻が、長男死亡後その弟の妻になり家を継ぐ事
 にゅうばい 梅雨と梅雨入りの両方の意味に使う 「入梅」が転じた
 にんぎゃが にぎやか(賑やか) 「にぎやか」が訛った
 ぬががま ぬかくど、籾殻を使う炊飯用竈 「もみぬかかまど(籾糠竈)」が転じたもの
 ぬがす ①言う(「が」=濁音)
②追い越す、追い抜く(「が」=濁音)
③脱がす(「が」=鼻濁音)
①古語、しゃべるの意「吐(ぬ)かす」が訛った
②「抜き返す」が転訛したもの
③標準語
 ぬがり 泥田、泥水溜まり 古語の「ぬかり(泥濘)」が訛った
 ぬがる ぬかるむ 「泥濘るむ」が訛った
 ぬげさぐ 間抜け者 「抜作(ぬけさく)」が訛った
 ぬげね(げ=濁音) (杭や靴が)抜けない 濁音だと「抜けない」の訛り
 ぬげね(げ=鼻濁音) (服が)脱げない 鼻濁音だと「脱げない」の訛り
 ぬさる 乗っかる、乗っかる 「のさる(乗さる)」が転訛
 ぬすくれ 盗み食い、つまみ食い 「ぬすみくらい(盗み食らい)」が訛った
 ぬったぐる ベタベタやたら塗りつける 古い標準語の「ぬたくる」が転訛した
 ぬってげ 乗っていきなよ、乗りなさい 「乗ってけ」が転訛
 ぬる 乗る、載る、塗る 「のる(乗る、載る)」が転訛、「塗る」も同じ発音
 ぬるまこい とても温い。さらにぬるい 「ぬるい」の転訛に「まこい」が付いた強調形
 ね、ねぇ (・・では)ない、(・・じゃ)ない 江戸言葉の発声が同じく変化する事に由来する
 ねぎさま 神主様 神主の代行をする神官の役職「祢宜(ねぎ)」が転じた
 ねじぐれる へそを曲げる、気分を害す、つむじを曲げる、ふて腐れる 「捩(ねじ)れる、ぐれる」が転じ訛った
 ねしな 寝付くころ、寝てまもなく あまり使わなくなった標準語「寝しな」
 ねだ 食べ物に火が通った、煮た 「煮立った(にたった)」または「煮た」が転じ訛ったもの
 ねだづ 煮だった様子 「煮立つ(にだつ)」が訛った
 ねだった 煮立った 「にたった」が訛った
 ねっから てんで、思うほど、まったく 「根から」の転じ語の「根っから」がさらに転じた
 ねっからだ たいしたことない 「根っから期待したほじゃない」が転じた
 ねっきし ふもと、真下、根本あたり 「根岸」、「ねっこぎし(根っこ岸)」が転訛した。上方方言で際(きわ)や、ギリギリそばを指すことば「根際(ねき)」が基の言葉かもしれない。
 ねっこはる 定住する、移動しない、根張る 植物が根っこを張って動かなくなる様子から転じた言葉
 ねっころがる ごろんと寝ること 「寝転がる」が訛った
 ねっぱかっぱ ねばねばした 地域独特の擬態語
 ねっぱす 貼り付ける 「粘(ねば)す」が訛った
 ねっぱる くっ付く。貼りつく。 「粘る(ねばる)」が転訛した
 ねぼげ 寝ぼけたような者を指す 「寝ぼすけ」に「ボケ野郎」の意が合わさって転じた
 ねむて 眠い、眠たい 「眠たし」が変化した「眠たい」の転訛
 のぐう 拭(ふ)く、拭(ぬぐ)う 古い言葉使い「のごふ(拭う)」が訛った
 のぜる 吐きそうになること、えずく 「のどに添える」が訛り転じた
 のぞっくび 首を伸ばして覗き見る様子 野次馬的覗き見行動からできた言い回しか?
 のぞっこむ 覗き込むこと 「覗き込む」が訛ったもの
 のっこいる 乗り越える 単純に「乗り越える」が訛った
 のっせ、 乗ってください 江戸弁「乗りなせぃ」が訛った丁寧語
 のっさんしょ お乗りください 上記のさらに丁寧になった敬語
 のったぐる、のたうつ もがき苦しみ転びまわる様子 古い標準語の「ぬたくる」が転訛した
 のってくんちぇ 乗ってください 江戸弁「お乗りくだせぇ」が訛った
 のっぺ ①安易に、考えなしに、やたらと、単純に
②乗ろう、載りましょう
①「のべつ」が転じた
②「乗る」に「ぺ」がついた言葉
 のへっと、のへーっと のほほんと、ぼんやりと 変化が無い様子「のっぺりと」が転じた
 のめ 眼病のものもらい 膿で腫れる眼病の俗称「膿眼(のう・め)」が転じた
 のめる 倒れる、(田などに)嵌り込む 「(前へ)倒れる・傾く」を表す標準語
     
     

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は ~ ほ

     方 言      意 味       語源、由来
 はー もう、すでに・・、もはや 地域独特の方言副詞
 はいぐ 早く、急いで 「早く(はやく)」が訛った
 はいしょ はいどうぞ、さ~どうぞ 「はい、・・・しさんしょ」などの方言が短く略された言葉
 はえ 早いな、早っ! 江戸弁の「はえぇ、はやぇ」が訛った
 はがいぐ
 ※「ぐ」=鼻濁音(濁音も有)
はかどる(捗る)、思ったように事が進むこと 「はかがいく(捗が行く・計が行く)」が訛った
 はぐる
 ※「ぐ」=鼻濁音
失敗する、不合格、損なう 「はぐる(逸る)」は意味的にも現代では使われなくなった古い標準語。※「逸れる」は使われている
 ぱぐれる 知らんぷりする、とぼける 「しらばっくれる」が転じた
 ばぐろ 古職の馬使い、馬子 馬飼い人の古語「ばくろう(博労、馬喰)」が転じた
 はげたま 禿げ、禿げた頭 「禿げ頭(はげあたま)」が転じたもの
 はしりくら 徒競走 「走り比べ」が訛った
 はだいも サトイモ 古語、畑作里芋の「はたいも(畑芋)」が訛った
 はだぐ たたく、殴る、打つ 「はた(叩)く」が転じ訛った。「はたく」には本来「たたく。打つ」という意味があるが、現在ではほとんど無くなった。
 はだつ、はだる ・・始まる 「はじまる」の転じ、または「はだてる」の転じか?
 はだった ・・始まった     〃
 はだび 祝日、祭日 「旗日(はたび)」が訛った
 ぱぢ (paji) ・・・の端くれ、・・・の系列 「はし(端)」が訛って転じた
 ・・ばっか、・・ばっこ ・・・ばかり、・・・だけ 副助詞「ばかり(許り)」が転訛した
 はっかげ 歯が欠けてる、物が欠けてる 「歯欠け(はかけ)」が転じ訛った
 ばっかし ・・・ばっかり 「ばかり(許り)」の口語の「ばっかり」の転訛
 はっから そんなに早くから 「はやく(早く)から」が転じ訛った
 ぱっか 固まった状態。思考停止状態も言う。 行動や考えが固まった状態の擬態語
 ぱっかり ポカ~ンとした、茫然とした 目や口を「パックリ」と開けた様子からきた擬態語
 はっきら はっきりと、しっかりと 古い標準語の「はっき・と」が転じた「はっきり・と」が短縮転訛した「はっきり」がさらに転訛した
 はっきらんにぇ 決断ができない、はっきりしない、煮え切らない、優柔不断 「はっきり」の転訛語「はっきら」に、否定語の「られない」の転訛の「らんにぇ」が合わさったもの
 はっきる 決断する、思い切る、はっきりさせる 「はっきり」と「・・・する」が合わさって転訛した
 ばったこ 縄跳び 擬態音「バッタコ、バッタコ」跳ねる様子からできた言葉
 ばっち、ばっちこ 一番下の兄弟姉妹、末っ子 古い読み方の「末子(ばっし)」の転訛
 はっちゅう 八十 「はちじゅう(八十)」が訛ったもの
 はっとばす 平手打ち、張り倒す 「張り飛ばす」が訛った
 ばっぱ 老女、祖母、年とった女性 古標準語「ばば(婆)」が訛った
 はっぱがす ひっぺがす、引き剥がす 「剥ぎ引き剥がす」が訛ったもの
 はて さて・・、 標準語だが使い方が少し違う
 はなぐら いびき 古語の「鼻音が繰る(はなおとがくる)」が転訛した
 はなぐらをたでる いびきをかく、鼾を響かせる 上記の「はなぐら」に「立てる」が付いたもの
 はなげのばす 油断すること、気を緩めること 「鼻毛を伸ばす」とは、標準的には‘女の色香に心を奪われ、だらしなくなる。’ことで成人男性に使う言葉だが、それが転じて男女問わず全部に使われるようになったもの。
 はなど 鼻に「ど」をつけ花と区別している
 はぬう 布と布を縫い合せて一つの布地にすること。パッチワーク。 和裁の「端縫い(はぬい)」が訛った。
 はねこら、はねくら 走りっこ、徒競走、駆け比べ ‘はねる’に古語順送りの意「繰(く)る」が付き転じた?
 はねはね あわて(急ぎ)走りながら ‘はねる’を並べ「走りに走る」のような独特の言い方
 はねる 走る、駆ける ‘跳ね走る’が「跳ねる」に転じた
 はねまぁる、 駆け回る、走り回る 上記の「はねる」に「回る」の言葉が付いて転訛した
 ばば 汚いもの、糞(ばば) 馬の糞が多く汚い昔の「馬場」が転じた?
 はやいころは このあいだは、先だっては 地域独特の言い「最近より少し早く過ぎた日の頃」の転訛
 はやっから 早くから、以前から 「早くから」が訛ったもの
 はやばや さっそく、早くから、早々 使用頻度が減りつつある標準語「はやばや(早早)」
 はらくっちぇ 満腹、腹いっぱい 「腹 くちい」が訛った
 ・・ばり、・・ばぁり ①・・(しだす)寸前、
②・・達だけ、・・ばかり
副助詞「ばかり」が転訛した
 はりに ~の間に、~のうちに 古語の同じ意味使い「・・折(をり)に」が訛った
 ばんかだ 夕方、暮れ方 少し古い言い方の「晩方(ばんがた)」が訛った
 はんきぢげ 気違いじみた、なかば狂乱状態、半狂乱、マニアックな 「気違い」に「半」がついたものが訛った
 ばんげ
 ※ げ=鼻濁音
古語の夕食「ばんげ(晩餉)」が転じた
 ばんたび 毎回、その度に、毎度 「ばんたび(番度・晩度)」または「毎度(まいたび)」が転じたものか?長野県から東日本に元々有った言葉らしい
 ひこ (しこ) ひまご、ひいまご、そうそん 「曾孫」の読み方と言い方には「ひこ。ひまご。そうそん」とあるのだが、「ひこ」はあまり使われなくなったものである
 ひじゃかぶ(しじゃかぶ) 脚の膝 古語の「ひざかぶ(膝頭)」の言い方が訛った
 びしゃ 大声で叱ること、 弓を社頭に撃ち、悪魔を払い豊作を祈る祈祷神事を「奉射」または「歩射」と書いて「ぶしゃ、びしゃ」と読み、それが転じた。
 びしゃくれる 叱り付ける、脅す 弓を撃つ神事「奉射(ぶしゃ、びしゃ)を食らわす」が転じた。「歩射」とも書く。
 びじょごれ ぐっちゃぐちゃの様子 ビジョっと汚れた状態の表現語
 びだくされ びしょ濡れ、ビショビショ 腐ったようにべったりした状態の表現語
 ひだりぎっちょ 左利き、 「左利(ひだりぎっちょ)」、「左器用(ひだりぎっちょ)」のこと。
 ひだりこぎ
 ※ ぎ=鼻濁音
左利き、左使い 同じ意の古語「左扱き(ひだりこき)」が訛った
 ひっくりげ~す ひっくり返す 「ひっくり返す」の江戸弁「ひっくりけ~す」がさらに訛った
 びっこたっこ 片方(かたかた)、不揃い 対にならないの意「びっこ(跛)」が転じた
 びったらこい
  (べったらこい)
 びったらけ
平たい様子 「平ったい」に接尾語「こい(こし)」が付いて転訛
 びっちゃこ 水たまり、水がたまっている地面や床 水たまりを踏んだ時の擬音「ビチャッ、ビッチャコ」が転じたもの
 ひと 人、人間。他人または他人から見た自分のこと。 標準語「人」、だが少しだけ違う使い方と意味合いが在る
 ひときら、ひときり ここ最近、一時期、ひとしきり 標準語の「一切り(ひときり)」、「ひとしきり(一頻り)」が訛った
 ひとげ、ひとがい 他人の家、他から見た自宅 「(他の)人の家(ひとのいえ)」が転じ訛った
 ひとどご 一箇所、同じ場所、固定された所 一つのところ(所・処)を意味する「ひとところ(一処)が転じ訛った
 ひとんじぇ 一人で 「ひとりで」が訛った
 ひのなか 日中(にっちゅう) 古い日本語の「日の中」をそのまま使用
 ひまだれ(しまだれ) 時間浪費、大事な時間を割く 「暇足り(ひまたり)」が転じた
 ひまなし(しまなし) 引っ切り無し、いつでも 「忙しくて‘暇が無い’」が転じた
 ひゃら(しゃら) ・・くらい、・・程度、・・など、
・・・なんか、
名詞の後に付け軽視した意を表すときの言い方。しゃらくさいことを意味する「しゃら(洒落)」が転じたものか?または「さら(更)」が転じ訛ったものかもしれない?
 ひらべったい 平たい様子、 「平たい」につぶれた形状など意味する擬態語「ベター」が合わさった言い方が転訛
 びれる あまえる 「媚(こ)びられる」の意が転じた
 びんこ 顔の左右の鬢(びん)のこと 「鬢」に「こ」がついたことば
 ふかす 蒸す(むす)、蒸かす(ふかす) あまり使わなくなった標準語
 ふぎらんぷ 地吹雪のこと 「吹き乱風(ふきらんぷう)」または「吹雪乱舞(ふぶきらんぶ)」などが転じ訛った言葉
 ふぐし 金持ち 金持ちの様子「福福しい」が転じた
 ふぐす 絡んだものやからまったのをほどくこと。解す(ほぐす) 「解す(ほぐす)」が訛ったもの。
 ふぐじ 洋服の生地 「ふくぢ(服地)」が訛った
 ふぐぢ、ふぐじ 果実や根菜等が半腐敗状態または柔かい状態。 地域独特の言いかた。
 ぶぐどい とっても太い 「ブクブクと太い」と「ぶっとい」が転じ訛った
 ふぐらがる 膨らむ。膨れ上がる。 「膨れ上がる」が転訛した
 ふぐれる ①「ぐ」=鼻濁音→ほぐれる
②「ぐ」=濁音→膨れる
①「ほぐれる(解れる)」が転訛した言い方
②「ふくれる(膨れる)」が訛ったもの
 ぶしゅうぎ 葬式の異名 「不祝儀(ぶしゅうぎ)事」のこと
 ぶす 無愛想で無口な人、様子 うつむき暗い様子「伏す・臥す」が転じた
 ぶすきのご 食べない、または食べられないきのこ。クズきのこ 嫌なを意味する無粋(ぶすい)や醜女(ぶす)、または毒を意味する附子(ぶす)が転訛したものか?
 ぶすくれる ふくれる、ご機嫌斜め 「ぶすっとふくれる」が転じた
 ふだ 多い、沢山ある 多くある意の「ふんだん」が訛った
 ふたぐ、ふたがる ふさぐこと、覆うこと 塞ぐの古語「ふた(塞)ぐ」をそのまま使用
 ふたづげる 火を消すこと 「蓋を開ける」の対語「蓋つける」が転訛した方言
 ぶづ 打つ、たたく、撃つ 「うつ(打つ・撃つ)」が訛ったもの
 ぶっ・・・・ 後に続く語の意味を強める 下記の行のような使い方になる‘接頭語’「打ち(ぶち)」の訛り
 ぶっかがる ①寄り掛かる様子。
②水などが激しく掛かること
「掛かる」に強調接頭語「打つ(ぶつ)」をつけたもの
 ふっきゃげ
 ※「げ」=鼻濁音
風が吹き上ること。
 「吹上(ふきあげ)」という地名
「吹き上げ」が訛った
 ぶっくらすける ぶん殴る 「打ち(ぶち)」+「食らわせつける」の転訛
 ぶっけす ひっくり返す、御破算にする 意味を強める接頭語「打ち(ぶち)」+「返す」が転訛した
 ぶっける ぶっ倒れる、病になる ‘返る’の言葉の頭に「ぶっ」を付けた強調形が訛った
 ぶっしゃせ 不幸、災難、お気の毒 「ふしあわせ(不幸せ)」が単純に訛ったもの
 ぶっついでる 片時もそばを離れないこと 「付いている」の言葉に、強調する接頭語「ぶっ」が付き訛った
 ぶっついでんな ①纏わりつくな、離れろ。
②離れないね。いつも一緒だね。
①上記の様子を否定する言葉。
②まとわりついている様子客観的に見た感想にも使う。
 ふっつぇ 自然にこぼれ落ちた種から成長した草木作物 「ふふぜ(班雑)」、「ふつぜ」という言葉が転訛した
 ぶっぱだぐ 強く殴る。激しく打つたたく。 「はたく(叩く)」の文頭に強調する「ぶ」が付いた
 ぶどいぎ ブドウのジュース。ぶどう液 昔は一升瓶でよく売られていた「葡萄液(ぶどうえき)」というブドウ果汁の飲み物で、それが訛ったものである。稀にはなったが今でも県内や山形、岩手などの東北では製造販売されている。
 ぶんずいろ 青黒いまたは赤黒い色、
山葡萄のような色
葡萄(山葡萄)のことを‘ぶんぞ’ということから「ぶんぞ・いろ」が訛って「ぶんずいろ」となった。
また、エンドウマメノの一種の「文豆(ぶんとう)」=「緑豆(りょくとう)」の古い言い方が「ぶんず」とあるので、その色をさしたとも言える
 ふんばだがる 仁王立ちになった様子、
踏ん張る、跨ぎ立つ様子
古い言葉の「踏みはだかる」が転訛した
 ぶんむぐっちゃ 憤慨むくれた、噴出し溢れた 「むくれた」に「ぶん」を付けて強調
 ぶんぬぐ 強い力で穴を開け突き抜くこと 「ぶちぬく(打ち抜く)」が転訛した
 ぶんぬげる 突然底などが抜け中身が出た様子 「ぶちぬける(打ち抜ける)」または「踏み抜ける」が転訛した
 ふんのぼる 踏みつける。踏み潰す 「踏む」と「上る」が合わさった
 ヘクサムシ ①「カメムシ」の地方名
②“己の臭さを知らないカメムシ”をもじって、自分や家族・身内の悪行・愚行を棚に上げて他人の批判や中傷ばかりする者を指して言う侮蔑語
「カメムシ」は強烈に臭い匂いを出すことから「屁・臭・虫(へ・くさ・むし)」となったもの
 べご うし(牛) 昔の子牛の鳴き声「べ~」に「子(こ)」が付き転じた
 へっ、へぇ ハエ(蝿) 蝿の江戸言葉「へぇ」を使用
 べったらこい 平べったい 貼り付き平たくなった様子「べったら」から転じる
 べっちょ、べっちょこ 女性の性器、性行為 「ベチョ」という擬音が転じた
 ぺで、・・・べで ・・・だろうな、・・かもね 「た~と」の「・・・で」を参照
 へでなし いい加減な、くだらない事。
くだらん奴、でたらめな奴。
「比(ひ)ではない」が訛った
 へぼ 下手な事。または下手な人。 「平凡」が略されたものか?
 べら 知ったことを何でもあちこちに言いふらす奴指す中傷語 「ベラベラとしゃべるやつ」を短縮し転訛したもの。「あいつはベラだから、信用できない」という風に使う。
 ほ ・・の方、・・・側 「ほう(方)」の言葉が短く訛った
 ほいじょ、ほいぢょ 包丁 「ほうちょう」が訛った
 ほいど こじき、浮浪者、ものもらい 僧が寺の外で施しを頂く行「陪堂(ほいとう)」が転じた
 ほうぶ(方部) 地域、方面、地区、地方 北部、南部のようにその方面の特定の部位を指す福島県独自語、県や市町村の公文書にも使用されているため福島県内では標準語と思われている。
 ぽー、あっぽ 間の抜けた奴、あほう者 武士の刑罰「阿房払い」の「あほう(阿房)」が転じ訛った
 ほーか そうか、そうなのか 古い名古屋(尾張)弁の言い方「ほーか」が伝わった
 ぽーぽい 火照った様子 擬態語「ポッポする」+「・・ぽい」が付いた地域語
 ぽーぽする 火照ってポッポする 擬態語「ポッポする」が基本の地域語
 ほぐす 解す(ほぐす) 標準語だが少しだけ使い方がちがい、肩こりなどにだけ使う
 ほしたら そうしたら、そうならば 「そうしたなら」の「そ」が「ほ」に代わって転じた言葉
 ほだ、ほうだ そうだ 「そうだ」が訛った
 ほだでば、ほうだでば そうなんだな~、そうだよねぇ 「ほだ=そうだ」に助詞「てば」が付いて転訛した
 ぼっこす 壊す、崩す、
 転じて‘両替する’にも使用
「ぶちこわす(打ち壊す)」の転じだが、それよりもっと軽めのニュアンスに使用する。
強めに言うときは「ぶっこわす・ぶちこわす」というふうに標準語と大差なくなる。
 ぼっこり ボコッと腫れた様子 擬態語の「モッコリ」が訛った
 ぼっこれ 壊れたもの、不良・欠陥品、故障したもの、
痛み病んだ人もいう
「ぶち壊れしもの」が転じた
 ぼっこれる 壊れる 「ぶち壊れる」が訛った
 ほっちゃぐる やたらと掘り返すこと 「掘りたくる」が転じ訛った
 ぼっと 偶然、間違って、うっかり 「ふと・・」が転訛した
 ぼっとして ひょっとして、もしかすると 「ふとして・・」が転訛した
 ほでね そうじゃない 江戸弁「そのほうじゃね」が訛った
 ほねおる 苦労する、尽力する 標準語「骨折る」と同じだが意味づかいが少し違う
 ほまぢ へそくり、たくわえ 古語の内密の隠し財産や田畑を指す「ほまち」が転じた
 ぼやっと、ぼや~っと ぼんやりと、ぼ~とした様子 「ぼんやりと」の言葉が転じ訛った
 ほりこ、ほりっこ 小川、用水路、側溝 「堀」に小さいを意味する「こ」が付いた言葉。または城の周囲堀を指す「塹(ほりき)」の転じか、「堀の処」が転じたか?
 ほろぐ 落とす、無くす 「ホロホロくずれる」の意「ほろ・く」が転じた
 ぼんこ、ぼんぼこ 玉状の塊り、玉状になった物 玉を意味する「ぼんぼ」または毛玉などの「ポンポン(pompon)と、小さなものを意味する「・・こ」が合わさり転訛
 ほんしこ、ほんこ  本気、正式、本格的 「本式(ほんしき)、本気(ほんき)のこと」が転じ訛った
 ほんじゃねっか それとも、それでないとしたら 「それじゃ・ない」が訛った
 ぽんち、ぽんちやろ いかれた奴、ふぬけ野郎 「いかれぽんち」が短くなった言葉
 ほんに ほんとうに、まことに、じつに やや古い標準語「本に(ほんに)」である
 ほんぽ まとも、正常な状態 「本来の方」が転訛したか?
     

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ま ~ も

    方 言      意 味       語源、由来
 まきずし 巻物の寿司全般。太巻き。 標準語で大阪などでは同じ意味で使用されるが、東京では「太巻き」は含まず、「かんぴょう巻」だけを指すので注意。
 まぎめ つむじのこと 頭髪の巻き目(まきめ)が転じた
 まげ ①親戚、血縁
②負け
①東日本の古語の本家分家関係を指す「まき」が転じた
②「負け」が訛った
 まげぎれ 負けず嫌い 「負け嫌い」が訛った
 まぜる 含める。加える。足して あまり使われなくなった標準語の「交ぜる。雑ぜる」。
 まぜこぜ(まぜこじぇ) 色々混じりあった様子 標準語‘混ぜこぜ’のこと。主に東日本に多い言い方
 まだがり
 ※ が=鼻濁音
跨った物、跨るもの 「跨がりし物(またがりしもの)」が転じ訛った
 まだぐら 股間 古い語の股座(またぐら)が訛った
 まぢうぢ、まぢうち 町内、中心街、街中 「町内(ちょうない)」の訓読みが訛ったもの
 まぢげ
 ※ ぐ=鼻濁音
間違い 江戸弁の「まちげぇ」が転じた
 まぢば 田舎の反対語、繁華街辺り 古語の「町場(まちば)」が訛った
 まちぽい 眩しい 強い光に‘紛れて・交じれて’物がよく見分けられない様子から、その「交じれる」や「紛れる」が変異してできた言葉のようである。
 まった まだ、未だに、 「未(いま)だ」の訛り「まだ」がさらに訛った
 まったまった まだまだ、 「まだ」を強めた言い「ま~だま~だ」の転訛
 まったり ・・形容語の強調につかう 「~したりまったり」と使う
 まっちゃ 町へ、町に 「まち(町)」に「・・へ」を表す「・・さ」が付き約された言い方
 まっちり 町外れ、(町尻) 町」に、後方を意味する「尻(しり)」が付き転じた
 まっつぐ
 ※ ぐ=鼻濁音
真っ直ぐ 同じ意味の江戸弁「まっつぐ」をそのまま使用
 まってご 隔たりなく、互角、同等、 「全(まった)く互角の対抗(たいこう)」が転じた
 まっと もっと 「もっと」の古い言い方。「尾張弁(名古屋弁)」にも同じく「まっと」という言い方が有る。
 まで、までぇ 丁寧なこと 「まじめ(で・・・)」が転じ訛った。「真手(まて)」のことだとも言われる
 まなぐ 江戸弁の同じ意「眼(まなこ)」が訛った
 まぶる じっと番する、場を離れない 古語の守るの意の「まぼる」が転じた
 マーボロ ビー玉のこと おはじきを意味する「マーブル(marble)」が転じ訛った
 まま ご飯、めし、食事のこと 古い標準語「まま(飯)」、江戸弁の「おまんま(お飯)」
 まめて、まめ 繊細気配り、働き者 古語での誠実の意「まめ(忠実)」が転じた
 まるぐ 縛り束ねる 古語で束ねるの「まろぐ(円ぐ、丸ぐ)」が転じた
 まんにゃ 間に合う 「まにあう」が訛った
 まんにゃった 間に合った 「まにあった」が訛った
 まんにゃね 間に合わない 「まにあわない」が訛った
 まんぱぢ 主に、目がチラついたりぼやけたりと,はっきりしないときに使う 偽りや嘘を意味する「万八(まんぱち)」が転訛したもの
 みぐさい 見苦しい、みっともない 「見る」に「臭い」がついた東北独自語
 みざくら サクランボが実る桜のこと 「実(み)あり・桜」が転じた言い方
 みじけ、みじかい 短い、 「短い」が訛った
 みじめて あわれで見るに忍びない様子、惨めったらしい 「惨めったい」の江戸弁「みじめってぇ」が訛った
 みすぐり 果実の摘芯や間引きのこと 「実・選り(み・すぐり)」という農業の用語
 みずしも 水霜、霜になる寸前の露 あまり使われなくなったが「水霜」は標準語である
 みちけ、みしけ 短い!、思ったより短い 江戸弁「みじけぇ」が訛った
 みつこわらし 幼児、幼子、小さい子供 「三つ子」と「童衆(わらし)」が合わさって転じた
 みったぐね みっともない、格好悪い 江戸弁「見たくね」が転じ訛った
 みっちゃぐね 見たくない、みっともない  同上(言い方違い)
 みっちら しっかりと、十分に、ちゃんと 「みっちり」の転訛
 みっちり、みっちら しっかり、十分に、ちゃんと 「満ち足り(みちたり)」が転じ訛った
 みっつぁぐり 田畑に水を逃がす溝を長く掘ること 「水(みず)」と、‘溝状に掘る’という意味の古語「さくり(刳り」が合わさって転訛した言葉
 みどもね 見苦しい 「みっともない」が訛った
 みば 見栄え、外面、格好 みばえ(見栄え)が訛ったもの
 みばわり 恥かしい格好・様子だ、世間体が悪い 「みばえわるい(見栄え悪い)」が訛った
 みめー お見舞い、葬儀香典にも使う 「見舞い(みまい)」の江戸弁を使用
 みんな 見るんじゃない 「見るな」が訛った
 みんなして みんなで、全員で 「みんな」に、今ではあまり使われない格助詞「して」がついた言い方
 むぎ くじ引き 上紙を‘剥(む)く’くじ引きが転じた
 むぎつらわり 無礼な・・、無愛想な・・ 「向こう面(つら)が悪い」が転じた
 むぎでね 合っていない、不向きだ 「向いていない」が転じ訛ったもの
 むぎなし 粗暴な奴、短気な者 むげ(無碍・無礙)に接尾語「なし」が付いたものか?
 むぎんなる 頭にきて意地をはる 「向きになる」が転じ訛った
 むぐした
 ※ ぐ=鼻濁音
小便を漏らした 「漏らした」の転訛
 むぐす 小便を漏らす 「漏(も)らす」が訛った
 むぐらす
 ※ ぐ=鼻濁音
潜り込ませる 「もぐりこます」が訛って転じた
 むぐる、 小便を漏らしてしまうこと、 古い言い回しの「漏らる」の転訛
 むぐる
 ※ ぐ=鼻濁音
もぐる 「潜(もぐ)る」が訛った
 むぐれる 漏れてしまう 「もれる」の訛り「むる」の変化形
 むぐろ、むぐら
 ※ ぐ=鼻濁音
モグラ(土竜)、むぐら(葎) 古称の「ムグラ、ムグロモチ、ウグラ」を使用
 むげが、むげっか 向かい側 江戸弁「むけぇがわ(向こう側)」が訛った
 むしくだし 寄生虫駆除剤 古い言葉「虫下し(むしくだし)」のこと
 むすい 中々終らず長引く事 「むそい(無想い、無双い)」が転じ変化した言葉か?
 むすぐて
 ※ ぐ=鼻濁音
くすぐったいような感じ 「ムズムズとくすぐったい」の表現語
 むすむす ムズムズのこと 「ムズムズ」の独特の地域ことば
 むせて、むせたい むせる、咽るくらい口やのどがパサパサな様子 「咽る(むせる)」が転じたもの
 むで 無理無体、めちゃくちゃに 「むたい(無体)」が訛った
 むでっぱ 無鉄砲者 「むてっぽう(無鉄砲・無手法)」が転訛した
 むやみに 異常に、変に 標準語の「無闇(むやみ)」である
 むやみやだら ひどく度を越す、尋常でない 標準語の「無闇矢鱈(むやみやたら)」の濁音形
 むる もる、もれる 「もる(漏る、洩る)」が訛ったもの
 めがまる(めまぁる) 目が回る、めまいする 「目が回る」が訛った
 めがまんぱぢ 一つの物を凝視し過ぎて物が二重に見えたりうつろになった様 偽りや嘘を意味する「万八(まんぱち)」が転じ訛った
 めしくい 結納、仮祝言の行事 招待会を意味する「召し会」と「飯食い」の混同語か?
 めっかさった 見つけられた、 「見付けられなさった」の転訛
 めっかさる 見つけられる 「見付けられなさる」の転訛
 めっかる 見つかる、 「見付かる」の江戸弁と同じ訛方
 めっかんね 見付からない 江戸弁の「見付からねぇ」の転訛
 めっけ 見つけた、見~つけた 「見付けた」の江戸弁「めっけ」をそのまま使用
 めっける 見つける 「見付けた」の江戸弁「めっける」をそのまま使用
 めっこ 目の見えない人、目が悪い人、洞察力が無い人、片目 「片目」に接尾語の「こ」が付き「かためっこ」になり、さらにそれが略され転訛した?
 めっこめし、めっこまま 生煮えの失敗ご飯 生煮えの「硬めの飯」の「硬め」を「片目(かため)」に置き換え、「片目=めっこ」という風に転じた言葉
 めど 縫い針の糸通し孔(穴)の名称「針孔(めど)」が転じた
 めろ おんな 古語の「めろう(女郎)」が転じた
 めろっこ 少女、幼い女子、稚拙な女性 女郎(めろう)に「こ(子)」をつけた言葉
 めんきしょう 免許証のこと 「めんきょしょう」が転じ訛った狭地域語
 めんげ、めんごい
 ※ ぐ、ご=鼻濁音
かわいい 古語の「めぐし(愛し)」が転じた
 めんどくさがり 面倒な事が嫌いな人、不精者 標準語「面倒くさがり」が訛ったもの
 めんどくせ 非常に面倒だ 江戸弁の「めんどくせぇ」を使用
 もさもさ、もっさもさ 緩慢な様子、もじゃもじゃ 毛や草など生い茂る様、または鈍い動きを表す擬態語
 もしか もしや、ひょっとして 「もしか」を単独で使うふる標準語の名残
 もじゃぐる くしゃくしゃにする 動作語「もじる(捩る)」の酷い状態が転じ訛った
 もじる 紐や縄を綯(な)う事 古語使いの「もじる(捩る)」をそのまま使用
 もっきり 酒屋で注ぎ買いして飲む酒 酒の「もりきり(盛切)買い」が転じ訛ったもの
 もったでる 盛り立てる、おだてる もちたてる(持ち立てる)が転じ訛った
 もっちゃがる 持ち上がる、盛り上がる 「もちあがる」が訛った
 もっつぎ 生まれ付いた性格、性根 「持って生まれ付いたもの」が短く転じ訛った
 もってね ①もったいない(勿体無い)
②持っていない
①江戸弁「もったいねぇ」が訛った
②「持っていない」が訛ったもの①と口調同じ
 もぼれる ぼける、もうろくする 耄碌(もうろく)と耄れる(ほれる)が合わさって転訛
 もぼっちゃ 呆けてしまった、老いぼれた  同上の完了形
 もぼっちぇる 老いぼれてしまっている 同上の現在進行形
 もぼれ 耄碌野郎、老いぼれ野郎 同上の言葉を個人に対し悪口や蔑みに使った言い方
 もみだす 雑巾などをもみ洗いして絞っておくこと 「揉みだす」は標準語であるが、雑巾がけなどをすることが少なくなった昨今、言葉もあまり使われなくなってきている
 もよう、もよぉ 様子、経過 標準語で「模様」には、この意味もあるが、使う頻度は低い
 もよぉみる 模様眺め。成り行きを見る 「模様眺め」と「様子見」が混用され転訛
 もれもん もらい物、到来物 江戸弁「もれぇもの(貰い物)」が訛った
 もんごい
 ※ ご=鼻濁音
かわいそうだ、ふびんだ 「むごい(惨い)」が転じ訛った
 もんず 鳥の「モズ(百舌鳥)」 「モズ」が単純に訛った
     
     
     

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や ~ よ

     方 言      意 味       語源、由来
 やえはっか 複雑で混乱した状態、めちゃくちゃ 「八重」と「八卦」が合わさって複雑な様子の言葉
 やから、やがら 奴ら、あいつら、連中、手合い、厄介な人達、たぐい 蔑視言葉の「不逞の輩(ふていのやから)」が短くなった言い回し、標準語だが東京などでは使われないようだ
 やきぱだ 火傷 語源の「焼き畑」に「焼き肌」が混用され転じたか?
 やぎめし おにぎり 「焼きにぎりめし」が転じ「おにぎり」を指すようになった言葉
 やしき、やしぎ 隣組、班、集落 昔は「宅地」を含めた一定区画の土地も「屋敷」と言ったことの名残
 やぢ、やぢっぽ 湿り易い土地、谷間の土地 低湿地を指す言葉「谷地(やち)谷津(やつ)」が訛った
 やちか、やっちか 弱い、弱弱しい、陰湿な外見
病み気味の様子
大阪の「弱っちい」の転訛にも思えるが、地域独自語なのかもしれない
 やっきる 焼いて切り裂くこと 「やききる(焼き切る)」が転訛した
 やっけ 厄介 江戸弁「やっけぃ(厄介)」が訛った
 やっけ、やっこい 柔らかい 江戸弁「やぁらけぇ(柔らかい)」が訛った
 やっけごど (なんて)柔らかいんでしょう 「ご」=濁音・「柔らかいこと~」の感動語の訛り。
 やっけこ゜ど
 ※ ぐ=鼻濁音
厄介な問題、面倒な事、凶事 「やっかいごと(厄介事)」転訛。
 やっこどね 何もやることが無い。
手出し無用。世話やき無用
「やることが無い」、「やることは無い」が訛った言い方
 やっこどね 焼かなくていい。 「焼くことが無い」、「焼くことは無い」が転訛した
 やっさら 度々、しきりに 古い言い方「弥更(いやさら)」の転訛か?
 ・・・やす ・・ます。・・・です。 都言葉(京都・大阪)の「やす・やんす」が江戸時代に一般化して、伝わった言い方
 やっち、やっちぇ やりたい 江戸弁「やりてぇ」が訛った
 やっちゃぐね やりたくない 江戸弁「やっちくねぇ」が訛った
 やっとごさ    〃   〃
 やっとごすっとご ほんとうにようやっと 「やっとすっと」の強調形
 やっとすっと ようやっと、やっとのことで やっとこ、すっとこが混じり合った言葉
 やっぱし やはり 江戸弁の「やっぱり」が訛った
 やっぴし 何度も、毎回 「八つ拍子」か「八つ遍」が転じ訛った
 やづめら、やづら あいつ達、奴ら(やつら) 古語の「彼奴ら(きゃつら)」が転じ訛った言葉
 やなさって しあさって(明明後日) 古語の「やのあさって」が訛った
 やは(yaha) 弱い、壊れやすい、やわ やわ(柔、軟)が訛ったものか?意味は同じ
 やばさんしょ 行きましょうよ 「やべ」を目上の人に使う敬語の言い方
 やばし みすぼらしい、汚らしい、胡散臭い 無粋の意味の「やぼし(野暮し)」が転じ訛った
 やばせ 一緒に行きましょうよ 「やべ」の丁寧な言い方
 やべ (ともに)行こう、付いてこい 古語の歩き行くの意「あやぶ(歩ぶ)」が転じた
 ヤマガヂ 毒蛇の「ヤマカガシ」こと ヤマカガシの古称「ヤマカガチ」が転訛した
 やむ 痛みがくる、うずく、痛む 「病む(やむ)」のこと、主に継続痛や遅くに出る痛み
 やや、(ややこ) あかちゃん 古語の「やや(稚)ややこ(稚児)」を使用
 ややなし お産のこと 古語の「ややなし(稚・生し)」を使用
 ややぶるめ(ぶるまい) 赤ちゃんの祝い行事(振舞) 赤子の叔母達だけを集めてやる「祝い振る舞い」の事
 ややもり 赤ちゃんの子守 古語「ややまぼり(稚・守り)」が転じた
 やらっちゃ やられた、してやられた 「遣られた」が訛った
 やろ 男、者 古語の男の子を指す「野郎」が転じ訛った
 やろこ、(やろっこ) 少年、子供、少年の様な人 野郎に「こ(子)」が付いたもので、「稚拙な者」も意味する
 やろめら あいつら、あの野郎たち 「野郎たち」が転じ、相手を見下す言葉
 やんが 山側、または山の川沿い 「やまがわ(山側、山川)」が転じ訛った
 やんげし、やんげぇし 仕返し、報復、復讐 「やりかえし(遣り返し)」が転じ訛った
 やんだ 嫌(いや)だ 「嫌だ」が訛った
 やんだぐしっちま 嫌になってしまう、不快にさせる 「嫌になってしまう」が訛った
 やんだぐなっちま 嫌気がさしそうだ、不快になる 「嫌になってしまう」が訛った
 やんでる 病気だ、悩んでいる 稀になった言い方「病(や)んでる」のこと
 やんね やらない 江戸弁「やらねぇ」が訛った
 ゆすぐ すすぐ、水にさらし流すすこと 「すすぐ」が今は一般的だが、「口をゆすぐ」など同時に使われていた言葉である。
 ゆする 揺らす、揺り動かす、揺さぶる 古い標準語「揺する」である
 ゆすぐる 「ゆする」より少し強く荒い言い方 古い標準語「揺する」の強調形
 ゆすぶる、ゆさぶる 同上 「揺する」に「振る」が相まって転訛
 ゆだれ よだれ 古語の「よだり」が転じ訛った
 ゆっつばる 結びつける 「結(ゆ)い縛(しば)る」が訛った
 ゆんべ 昨日の夜 「ゆうべ(昨夜・夕べ)」が訛ったもの
 よいでね 難しい、困難だ、 「ようい(容易)でない」が訛った
 ようめし 晩ご飯 「よるのめし」が訛った
 よくたがり 強欲な奴、がめつい奴 「欲」に「集り(たかり)」が付き転訛した
 よぐふか 欲深い、欲深い人 「欲深(よくぶか)」が訛ったもの
 よぐふけ、よぐぶげ 欲が深いこと 江戸弁「よくぶけぇ」が訛った
 よごっぴづ いびつなこと、ゆがんだ様子 「横に歪みいびつ」の言葉が転じた
 よさる 寄る、偏る 上代東国方言の「よそる」がさらに訛った言葉。
 よたこう、よたもん やくざ者、チンピラ、役立たず 馬鹿なやつを指す「与太者」が転じた
 ・・・よっか ・・よりも、・・よりは 助詞、「・・よりか」が転訛したもの
 よっかがる 寄りかかること 「よりかかる」が訛ったもの
 よっく・・、よっくど・・ 十分に、くわしく、しっかりと 「よく(良く、能く)」の強調「ようく」が訛った
 よっさわり みすぼらしい姿、汚らしい姿 「様子が悪い」が訛った言葉
 よったがる 寄り付くこと 「よりたかる(寄り集る)」の転訛
 よったがんね 寄り付かない、近づかない 「よりたからない(寄り集らない)」の転訛
 よったまる 寄り集まる 「よりたまる(寄り溜まる)」が訛った
 よったり 4人 四人の数え方の古い標準語「よたり」が訛った
 よってがさんしょ お寄りくださいませ 上記のより丁寧語、敬語
 よってがせ 立ち寄ってください 上記の少し丁寧語「寄ってください」が転訛
 よってげ 立ち寄っていけ 「寄っていけ」が転訛した
 よってづがんにぇ 近寄り難い、関りづらい 「寄って、付けない」が転じた言い回し。
 よっぱら 充分と、散々、長々と 古語の充分なの意「余腹(よはら)」が訛った
 よっぱらすっぱら あきれるくらい充分 「よっぱら」の強調
 よっぱれ 酔っ払い。酔ってしまった者 「よっぱらい」が訛った
 よっぴで 夜通し、徹夜で 古語の「よるひとよ(夜一夜)」が転じ訛った
 よっぽど よほど、 「余程(よほど)」が転訛した
 よどれ 老い耄れ、またはそんな風に弱った様子の人。 同上の名詞形、悪口と蔑み語
 よどれる 老いて、または老いたようにみすぼらしくなった様子 沈滞して活気が無い様子「よど(淀・澱)む」が転じた
 よねまつり 米寿の祝いのこと 米寿(よね・いわい)が米祭り(よねまつり)となった
 よのもの その他の物 古語、その他の意「余の物」をそのまま仕様してる
 よばっちゃ 招待を受けた、呼ばれた 古語「呼ばれた」が転じ訛った
 よはり 夜の見張り。徹夜の意も有 「夜」と見張りが合わさった作業言葉
 よばれ 御招待、およばれ 「およ(呼・招)ばれ」が転じた
 よばれ 呼べ、呼んできなさい 古語「呼ばる」の命令形「よばれ」を使用
 よひかり 日中より夜中に動くのが多い者。 同じ意味の「宵っ張り(よいっぱり)」が転じた
 よらつぐ ふらつく、フラフラ歩くこと 「ゆらつく(揺らつく)」の転訛
 よらぶる よろける、倒れそうになる 「ゆれふらる(揺れ振らる)」の転訛
 よわかす 弱虫 「弱い、かす野郎」が転じた
 よわり、よわれ 徹夜、夜中の仕事 時間を割(さ)くと同じ意味使いの「夜割り(よわり)」
     
     
     

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ら・わ・ん

     方 言      意 味       語源、由来
 ら ・・・達、・・・ども、・・・等(ら) 「・・等(ら)」という古言、現代の標準語では「彼等(ら)」のみに見られるが、関西方言には今でも多く使われている
 らいさま、れーさま 雷、 「雷様」の異読み
 らっちゃくっちゃね 非常に乱雑または混乱したな様子
シッチャカメッチャカ
「埒も口も無い(らちもくちもない)」または「臈次も口も無い(らっしもくちもない)」の転訛
 らっちゃね 乱雑で片付かない様子、
混乱してよくわからないこと、煩雑な様子のこと
「埒(らち)もない」の転訛 {臈次(らつし)⇒埒)}
 らんにぇ、らんね ・・・られない、・・いかない 江戸弁「~られねぇ(らんねぇ)」の使い回しが訛った。
南達弁に限らず、福島県内は「られない」の「れ」が「ん」に変化する
 らんば、らんと 墓地、墓場、卵塔場(古称) 元々は僧侶墓石の「無縫塔(むほうとう)」が卵形であることからきた俗称‘らんとう(卵塔・欄塔)’、それが転じ墓地そのものを指す「卵塔場」になった。
さらに、僧侶の墓石を「卵塔婆」や「欄塔婆」と書き表し同じく「らんとうば」と言ったこととが混用され転じたものとも考えられる
 りぎむ いきむ、いきばる、気張る
虚勢を張る、力をこめる
「息む」の転じ語「力む」が転訛した
 りぐじねぇ、りぐっちゃね 理屈っぽい。いやにくどい様子。ハッキリしない様子。 「理屈っぽく意気地ない」が転化した
 りご 利口のこと 「りこう(りこう)」が訛ったもの
 りっく リュックサック 「リュックサック」の略し「リュック」がさらに転訛した
 りっぱ 美しい、みごと、綺麗に整っている、きちんとしている 「立派」には元々‘美しい’の意味もある。我が地域の場合と整った美しさを指して言うことが主である
 れーさまあめ 夕立雨、直止むにわか雨 「雷様雨」は「にわか雨」の場合が多い事から転じた
 ろぐざま ろくに、ろくすっぽ、しっかりと 「ろく(陸)なざま(様・態)」が転訛
 ろぐすっぽ ろくに、ろくろく、ちゃんと 「ろくすっぽ(陸すっぽ)」が転訛
 ろぐでもね ろくなものではない 江戸弁「ろくでもねぇ」が少し訛った
 ろんぱり 思考等が定まらない様子、または人物の蔑称 本来は視線が発散している「斜視」のことだが、散乱した思考や行動まで指すようになったもの。
 わが
 ※が=鼻濁音
自分、俺、あなた、おまえ 古代、人を指すとき「わ(我)」と言ったのが転じで、自分自身も相手にも使用される
 わがい、わげ
 ※が=濁音
若い 「若い」が訛った
 わがい
 ※が=鼻濁音
我が家、自分の住居 「我が」+古い家の言い方「いひ」が転訛した
 わがげ
 ※が、げ=鼻濁音
あなたの家、自分の家 「わがのいひ(我がの家)」の言い方が転訛
 わがら 自分達、あなた達 上記の「我が」に「ら」がついた複数形の言い方
 わがんね ①判らない、解らない、分からん、
②だめだ、うまくいかない、いけない、
江戸弁「わからねぇ」が転じ訛った
京都、大阪弁で「埒が明かん」が転じた「あかん」の言葉とまったく同じ意味になることから語源は近いのかもしれない。「・・・はあかん」が転訛したものか?
 わがんない わかりますね、理解できることですよね 「わかる」に、「な」の丁寧語「ない」が足さって訛ったもの
 わげ
 ※げ=濁音
若い、若いな~ 「若い」の江戸弁「わけぇ」が訛ったもの
 わけ゜
 ※げ=鼻濁音
我が家、自分が暮してる所 「わがけ(我家)」が転じ訛ったもの
 わすっちゃ 忘れてしまった 「忘れちゃった」が訛ったもの
 わすら いじり、なぐさみ、楽しみ事 「わるさ」の転じ言葉
 わすらする いじる、さわり使う、なぐさむ 「悪さする」の一部が変化し転じた
 わせだ 忘れた 「忘れた」が訛った
 わせった 忘れてしまっていた 「忘れていた」が訛った
 わせる 忘れる 「忘れる」が訛った
 わっか 輪、輪状のもの 「輪環(わかん)」が転じたもの
 わっかぐ さき(割き)分ける 「わりかく(割り欠く)」が訛った
 わらし こども 子供の古称、「童衆(わらし)」を使用
 わらしとも 子供たち 同上の「童衆共(わらしども)」が転訛した
 わらじをぬぐ
 ※ぐ=鼻濁音
養子同様になること 「旅人が草鞋を脱ぎ泊まり落ち着く」が転じた
 わりふり 配分、割り当て あまり使われなくなった標準語「割り振り」
 わんな 獣捕獲の仕掛け罠(わな) 紐の仕掛け罠を指す古語「輪奈(わな)」が訛った
 んが そうなのか? 「ん」から始まる独特の方言
 んがい そうなんですか? 上記の「んが」の丁寧語
 んじゃない それじゃまた んじゃ=それじゃ、ない=・・ね、が合わさった
 んだ そうだ、 「ん」から始まる独特の方言
 んだげんちょ そうなんだが。そうだけど。 「んだ=そうだ」に、打消しの「げんちょ=けれど」が合わさった言い方
 んだっけ、んだっけが そうだったかな? 「ん」から始まる独特の方言
 んだでば その通りだよ 「ん」から始まる独特の方言
 んだど そう言う事なんだってよ 「んだ」に・・・ですっての意の「と」が付いた
 んだわ そうだそうだ、その通りだ 「ん」から始まる独特の方言
 んなわげね そんな訳がない 「わげね」は「訳がない」が訛ったもの
     
     
     

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ドンドン、ワンワン(擬音・擬態語)

   擬態・擬音語              意 味     意味が最も近い標準的語
 アフラアフラ 目的もなく生活したり動いていたりする様子 ブラブラ、ウロウロ、ダラダラ
 ウスウス かすかに、なんとなく、少々 ウスウス(薄々)
 ウッツラウッツラ 睡魔に襲われ眠気がさした様子 ウツラウツラ
 ウロラウロラ 意味もなく歩く様子 ウロウロ
 ガクタラガクタラ 戸などがたつきぐらついる様子 ガタガタ、グラグラ
 カタラカタラ 機械的なものが当り動く様子 カタカタ
 カチラカチラ 時計のような軽い機械音の様子 カチカチ
 カックラカックラ 膝に力が入らないで歩く様子 カックンカックン
 ガッタラスッタラ 雑音的ぶつかり音 ガッタンガッタン
 カッチャラカッチャラ 時計のような軽い機械音の様子 カチャカチャ
 ガッチャラガッチャラ 雑音的ぶつかり音 ガチャガチャ
 カッポンカッポン 水などが満杯の状態で揺れて波打つような様子  
 ガフガフ、ガホガホ 服/靴などのサイズが大き過ぎて余っている状態 ブカブカ
 ガンガラガンガラ うるさく鳴る金属音を表す言い方 ガンガンカラカラ
 キッカキッカ 直角に曲がってる様子や直角そのものを指す  
 キツキツ 服などのサイズが小さく窮屈な様子 キツイ、
 キョロラキョロラ 過剰にあたりを見回すこと キョロキョロ
 クチャラクチャラ 音を立てて食べる様子 クチャクチャ
 グッチャラグッチャラ 汚く音を立ててゆっくり噛み食べる様子 ベチャベチャ、グチャグチャ
 コゴダラコゴダラ 埒もない細々としたことを言ったりする様子 グチグチ、グダグダ
 コタコタ 疲れ切った様子、体力が無くなっている様子 ヘナネナ、ヨレヨレ
 ゴッタラゴッタラ ぬかるんだところやそれに近いところの様子 ベタベタ、
 コリコリ、コリッコリ 全部刈り取られた、または切り取られ跡形も無い様子  
 グリーット ぐるっと グルット
 コロコロ ①転がるさま
②転がるくらい丸々太っている様子
コロコロ、マルマル
 ザーコザーコ、サーコサーコ 切れの良い鋸をひく様子、太い物を切る様子 ギーコギーコ
 ザコザコ 鋸を使っている音、や様子  
 ザッコザッコ 早く鋸を動かす様子 ザックザック?
 サッサガサッサガ 手早いとか素早いとかの様子 サッササッサ
 サムザムシ 寒そうな様子や状態 寒々しい
 シッカシッカ 刺しこむような痛み シクシク
 シナコシナッコ 鞭のようにしなる様子、繊維質が強く噛み切れない様子 ビヨンビヨン
 シナシナ 繊維質が多く切れ難い、しなやかな物を表すもの シナシナ、シネシネ
 ズスタラズスタラ 引きずるようにだらしなく歩く様子 ズルズル
 ズダン 破裂音、銃声、ぶつかった音 ダン、ズドン
 ズッシズッシ 重い物が歩く様 ズシンズシン
 ステーン、スッテーン 滑って転んだ様子 スッテンコロリン
 スパスパ 刃先などが鋭い様子、  
 ズラズラ 滑りやすい状態 ツルツル
 ズラッと、ズラーッと 整然と数多く並んでいる様子 ズラリ
 スワスワ、ソワソワ 少しだけ寒さを感じる様子、寒気、悪い予感 スースー、ゾクゾク
 ズンガズンガ 浸み込むように痛む様子 ズキンズキン
 セッカセッカ 息が切れた様子 ゼーゼー、
 タプタプ 満杯・満タンな様子 たっぷり、満々
 タフタフ ゆる過ぎて締まりがない状態  
 チッタンチッタン 水滴などが少しずつゆっくりと滴り落ちる様子  
 チビラチビラ 少しづつ飲む様子やそれに似た行動 チビチビ
 チャキチャキ 主にさっぱりとした性格や男勝りの女性に使われる  
 チャンチャン とっても元気な様子、足腰がしっかりしている様子 ピンピン、はつらつ
 ツルンコツルンコ ツルツルと滑る様子 ツルツル
 デゴデゴ 重そうに歩く様子、のろまな歩き方 トロトロ
 テッテッテッテッ 手をしっかり振って元気良く歩く様子 スタスタスタ
 デブデブシ 太っている様子 デップリ
 テラテラ 滑り安く鏡のようになっている様子 テカテカ
 テレラテレラ なんともはっきりしないしぐさで歩いたり動く様 チンタラチンタラ、フラフラ
 デロデロ 泥だらけになった様子 ドロドロ
 テンテコテンテコ 軽く飛び跳ねるように楽しそうに歩くさま テンテンテンテン
 ヌラヌラ 油っぽく滑りやすい様子 ヌルヌル
 ネパカパ、ネッパカッパ ひどく粘つく様 ネバネバ
 ノヘー 表情に変化がなくボーとした様子 ボー
 ノペー 起伏が無い形状、なだらかな様子 ノッペリ
 バサラバサラ 主に髪のような糸状のものが被さる様子 バサバサ
 バシバシ スッキリした様子、ドンドン進む様子 着々
 ハッカハッカ、 息が切れる様子 ハーハー、
 パカパカ 凍結などで固まった状態 カチンカチン
 パッカ 心や体が緊張やパニックで固まった状態 カチカチ
 パッカパカ 凍結などで固まってとても硬くなった状態 カッチンカチン
 ハッカラハッカラ 息が切れる様子 ハーハー、
 バッタコバッタコ 思い足音を表す言い方 バタバタ、
 パッタコパッタコ 軽い足音を表す言い方 パタパタ、
 ハネハネ あわて急いで走りながが行くさま 走って
 バハラバハラ 主に布状のものが覆いかぶさる様子 バサバサ
 ビシャビシャ 濡れた様子 ビショビショ
 ビダビダ ずぶ濡れ状態 ビッショビショ
 ピッタンピッタン 水滴などが少しずつ滴り落ちる様子  
 ヒョンヒョン 飛ぶように走り行くさま ヒュンヒュン?
 ブグブグ 太った様子 ブクブク
 フダフダ たっぷりな様、並々となった状態 ナミナミ
 ブリブリ 布地・紙などが破れたり、または破れた様子 ビリビリ。ボロボロ
 ベチャラクチャラ うるさくしゃべる様子 ベチャベチャ
 ベッチャラクッチャラ 気分の悪いことを多くしゃべる様子 ベチャベチャ
 ヘナコヘナコ、ヘナコヘナッコ 細い様、長い竿のような物がしなる様子 ヘナヘナ
 ペナコペナコ、ペナコペナッコ 薄い様、薄長い板状のものがしなる様子 ヘナヘナ
 ベラリベラリ くだらない話をよどみなくしゃべる様子、言ってはならないことを話しまわる様子 ベラベラ
 ボッコリ 拳で叩くこと、腫れ膨らんだた様子 ボコ、モッコリ
 ミシミシ ゆっくり折れたり、つぶれたりする音、きしみ音 メリメリ
 ムスムス 小さな虫などが着た衣服の中で蠢く様子 ムズムズ
 モサモサ 動きが鈍くあか抜けない様子 ノソノソ
 ユルユル 服などのサイズが大きくて余裕がありすぎる様子 ガボガボ、ユルユル
 ヨサヨサ 豊かな実りなどが揺れるさま ヨサヨサ
 ヨッコラヨッコラ 動きが重くゆっくり歩む様子 ヨロヨロ、ヨタヨタ
 ヨッサヨッサ とても重くて豊かな実りなどが揺れる様 ユッサユッサ
 ワサラワサラ 長い髪の毛被さり邪魔な様子、またはそのように邪魔くさく動き回る様子 バサバサ
 ワサワサ 虫のようにせわしく動き回る様子。髪の毛などが多い様子 セコセコ、カサカサ、バサバサ
 ワッタコワッタコ 焦って意味もない動作をしている様子 ワタワタ、アタフタ
     
     

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あとがき

「ふくしま方言辞典(南達弁)」をご覧いただきありがとうございました。

これからも、気が付いたり思い出したものや、近所の高齢者の言葉の端々に出てくる最近は使わなくなった方言などと一緒に追加更新していきたいと思います。
近隣の方で、お気づきのことなどありましたらアドバイスなどもお寄せいただくと助かります。

 

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